ロングパットも怖くない！ 話題の「AIフェース」で3パットを撲滅しよう＜50人試打検証＞

突然だが、皆さんの1ラウンドあたりのパット数はいくつぐらいだろうか？50人のゴルファーにアンケートをとってみると「1ホール2パットだから合計36パット」、「パットが苦手で40前後してしまう」という答えが多かった。パット数を30前後に抑えることができれば、大幅なスコアアップが望める。それにはロングパットをピタリと寄せて3パットを減らすことが大切だ。

■プロとアマチュアの1ラウンドの平均パット数は？

11月某日、千葉県の上総モナークカントリークラブにお邪魔し、ラウンド前の練習グリーンでゴルファー50人にアンケートをとった。パット数が20台後半と回答したのは全体の1割弱、30～35は3割、35～40が5割、40以上が1割強という割合で、平均値は36.28パット。1ホールあたりに2パットを費やしているゴルファーが多い計算だ。

では、ツアープロの1ラウンドあたりのパット数は？ 2023年シーズンのJLPGA（国内女子ツアー）の平均パット数ランキングを見ると、1位の選手は28.1935。同63位までが30未満のパット数だった。一方、11月26日時点でJGTO（国内男子ツアー）は、平均パット数1位が27.0510で同103位までが30未満だった。

パッティングはスコアに直結する大きな要素。1ラウンドあたりの平均パット数が36のゴルファーは、その数を30台前半にできれば、単純に考えると今よりも5打前後はスコアが縮まるわけだ。

■パット数を減らすカギは3パットを減らすこと

パット数を抑えるには、やはり3パット以上してしまう回数を減らすことがポイントになるだろう。10m以上あるロングパットを1m以内につけることができれば、3パットの確率はグンと下がるはず。また、50㎝以内にピタリと寄せてタップインできれば、メンタルが安定した状態で次のホールのティショットに臨むことができる。つまり、プレーに良いリズムが生まれ、流れに乗りやすくなり、さらなるスコアアップも狙えるはずだ。

では、10mを2パット圏内に寄せるには？一般的にいわれているのは2つの技術を磨くこと。ひとつは距離感、もうひとつはフェースの芯でボールをとらえる技術だ。10mの距離感を持っていても、芯でインパクトできなければボールスピードが落ちてしまい、イメージ通りの距離を転がすことができなくなってしまうからだ。

あるデータによると、芯から1㎝外れたインパクトは20％転がりをロスするそうだ。10mのパットなら2mもショートしてしまう計算だ。“入れごろ、外しごろ”の2mは、3パットの可能性が高まり、スコアを崩す大きな原因になる。

■芯を外しても転がりをロスしない！？ 「Ai」導入パターが話題

こんな話を聞くと、「アマチュアが毎回芯でボールをとらえるのは難しいのでは？」と諦めそうになるが、われわれの福音になりそうなパターがオデッセイから登場している。

「Ai-ONEパター」シリーズは、その名の通り、AIを導入して開発されたモデルだ。キャロウェイゴルフがAIで設計したドライバーを世に送り出したのが4年前。そのテクノロジーを初めてパターに採用し、人間では考えもつかない複雑な隆起を背面に備えたインサートを開発したのだ。

同社によると、「Ai-ONEパター」シリーズは、転がりのロスは約5％にまで抑制可能だそう。10mのロングパットで1㎝芯からズレた場合でも、50㎝に寄せられる計算だ。ツアープロによるテストでは、その効果が実証され、「今すぐにでも使いたい！」という声が上がっていたそうだ。プロが感じた性能の高さを、アマチュアゴルファーも感じることができるのだろうか。