#深夜試打

やっぱり「ZXi5」は裏切らない! シャープなのにやさしい優等生アイアン/西川みさと #深夜試打

2026/10/20 20:46
操作性と安定性を兼ね備えた最新アイアン「ZXi5」を試打

スリクソンの新「ZXi」アイアンシリーズの中で、飛距離性能、操作性、寛容性を高次元でバランスよくまとめた「ZXi5 アイアン」。新フェース肉厚設計「MAINFRAME iQ」により、優れたボールスピードと寛容性を追求するとともに、低重心化によって高弾道を実現した。そんな「飛ばせる、操れる、ミスにも強い」オールラウンドモデルを、ヘッドスピード(以下HS)40m/s未満の西川みさとプロが試打検証した。

「アスリートっぽい見た目なのに、打ってみるとすごくやさしい」

―率直な印象は?
「すごく打ちやすかったです。打った後にヘッドがスッと抜け、そのままフォローまで勝手に走ってくれる感覚がありました。地面に対してソールの当たり方がいいのか、振り抜きに“よどみ”がない印象(素直に抜ける)。最初から理想的な弾道が打て、フェースの弾き感もあり、距離もしっかり出ていました(7Iの平均総距離:136yd)。アスリート系アイアンというイメージを持っていましたが、実際に打つとかなりやさしい。気になる人は迷わず試打をすることをおすすめします」

「TOUR V.T. ソール」がさまざまなライで優れた抜けのよさを発揮

―構えた印象は?
「ヘッドサイズはやや小ぶりではありますが、極端に小さくハードな感じではありません。他社モデルと比べてフェース面のトウ側が少し高く見えるせいか、ネック側が細く見え、構えた際のアドレスビューでの“三角形”がしっかり形づくられている感があります。ヘッドがきちんと返ってくれるイメージにつながり、私のようにオートマチック性だけでなく操作性を多少なりとも必要と考えるタイプにとっては、とても構えやすく感じられました。シリーズでは『ZXi7』よりやさしい『5』でも、同ブランドらしくシャープで切れ味のある外観を保ち、アスリートっぽい格好よさは十分感じ取れます」

―打ってみた感想は逆のイメージ?
「そうですね、まず感じたのはボールの上がりやすさ。フェースに当たった瞬間、ボールがポーン! と楽に高い打ち出し角で飛び出してくれる感じがあります。打感はフェース面にボールがくっ付くというよりは、適度に弾きの強い感触。もちろん硬くて弾くだけではなく、ちゃんと乗っている感じがあるからこそ操作性も抜群。そのバランスがちょうどいい。前作(ZXi5 アイアン<2025年>)もいい印象でしたが、今回はさらにヘッドが走ってくれる感じが強くなった気がします」

トウとヒールの高低差大による“三角形”な顔立ち

―「ZXi7」との違いは?
「『7』は、当たり前ですが『5』をそのままひと回りコンパクトにした印象。ものすごく小ぶりでハードという感じはなく、HSの遅い私(1W平均HS:35~36m/s)でも打てる寛容性も備わっています。基本的な性格はそのままで、『5』よりほんの少しだけコンパクトで、少しだけシビアな感じ。『5』と同様にアスリートモデルっぽい見た目ですが、そこまで身構えなくても大丈夫です。ターゲットゴルファーは、両モデルで重なる部分は多くなりますが、ブランドとしてはより幅広い層を取り込む姿勢がうかがえます」

―純正シャフト「NSプロ 950GH neo」との相性は?
「全体的にスッキリした振り心地ですごく振りやすかったです。もちろん『950GH neo』はクセのない汎用性の高いモデルですが、『ZXi5』のヘッド自体もクセはないため、どんなシャフトとも重量帯さえ合わせれば全く問題ないと思います。同じシャフトとの組み合わせでも、飛距離性能は前作からものすごく変わったという印象ではありませんが、振り抜きやすさやボールの上がりやすさを含め、さらにやさしくなった印象が強いです」

「『NSプロ 950GH neo』だけでなく色々なシャフトと合いそう」と西川

-どんなゴルファーに合う?
「アスリート向けに見えますが、実際はかなり対象は幅広いと思います。1WのHS40m/s前後といわず、30m/s台後半の男性ゴルファーなら十分。平均スコア100以上をたたいてしまう人でも、ある程度振り切れる力があれば、全然使えます。腕前をそれほど限定しなくていいのではないでしょうか。まさに格好いいアイアンを使いたいけれど、難しすぎるモデルは避けたい人向け。従来の『ZXi5』イメージそのままなアイアンといった印象です」

さらにやさしく進化! バランス◎で息の長さも抜群【総合評価4.3】

「サイズ微大ならパーフェクト」と言っていた前作(総合4.1)より0.2点UP!

【試打結果(7I平均)】
総距離:136yd
キャリー:127.9yd
HS:30.7m/s
初速:42.6m/s
スピン量:5344rpm
打ち出し角:21.6度

【飛距離】4.0
【打感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.0

・ロフト角:31度(7I)
・使用シャフト:N.S.PRO 950GH neo(硬さS)
・使用ボール:横須賀グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン、横須賀グリーンゴルフ

■ 西川みさと プロフィール

1977年7月10日生まれ、埼玉県出身。1998年「日本女子学生選手権」にて優勝し、大山志保・古閑美保らとともにナショナルチームで海外大会に出場。2002年にプロテスト合格後は、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。23年国内女子シニア「JLPGAレジェンズチャンピオンシップ」優勝。

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