新製品レポート

まっすぐ飛ばせてミスに強い ヤマハ RMX 220 アイアン

2019/12/23 05:00
RMXアイアン3機種で一番やさしい「RMX 220 アイアン」を試打

【ミヤG】
RMX(リミックス)220 アイアン」は、“プラス1番手”飛ばせる性能をアピールしているモデルです。ヘッドはマレージング鋳造で作られていて、深いポケットキャビティ構造になっています。

【ツルさん】
2017年に発売された前作の「RMX 218 アイアン」は、7番のロフト角が30度。新作の「RMX 220 アイアン」では、それよりも1度ストロング化されて29度になりました。“プラス1番手”のキャッチコピーは変わっていませんが、前作よりも少し飛ばしやすくなっているかも知れませんね。

前作よりも少し大きくなり、ロフトが1度少なくなった。形はオーソドックスだ。

【ミヤG】
ヘッドサイズは、前回に試打した「RMX 120 アイアン」よりもひとまわり大きめ。ソール幅は広くてトップブレードも厚めになっていますが、構えたときにボッテリとした印象はありません。アイアンらしいヘッド形状に保たれていますね。

【ツルさん】
打ってみると、前作「RMX 218 アイアン」と同様に球が曲がりにくい! 直進性が高く、芯を外しても飛距離が落ちにくい性能です。簡単にまっすぐ飛ばせるアイアンとしては優秀ですね。

【ミヤG】
僕が打っても、ドーンと高い球でまっすぐに飛んでくれました。弾道計測してみると、打ち出し角が高くてスピン量は少なめ。打感は、マレージング素材らしい弾き系です。

【ツルさん】
ヤマハには“プラス2番手”を飛ばせる「インプレス UD+2 アイアン」もありますが、オーソドックスさで選ぶならこの「RMX 220 アイアン」がいいと思います。クラブ長が7番で37インチ(スチールシャフト装着モデル)と標準的ですし、このロフトピッチと長さであれば、セットに含まれている6番アイアンも問題なくコースで使えるはずです。

【ミヤG】
球のつかまりがいいので、スライサーにもオススメできそうですね。

【ツルさん】
「RMX 220 アイアン」は、アベレージ向けアイアンとして完成度が高かった前作「RMX 218 アイアン」のアップデート版という印象。すでに前作を使っている人に買い替えを勧めるほどではないけれど、まっすぐ飛ばしやすいアイアンを使ってみたいという人には自信を持ってオススメできます。

アベレージゴルファーがやさしく真っすぐ飛ばしやすい。アイアンらしい形も◎

■ 試打したクラブのスペック

ヤマハ RMX 220 アイアン
●番手(ロフト角):7番(29度)●シャフト:N.S.PRO RMX 95●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

ヤマハ
キャリーを出せる飛びのアイアン。飛びとやさしさに特化した「プラス1番手」のさらなる進化
発売日:2019/09/06