簡単に飛ばせるモデルの打感が向上! ピン G710 アイアン
【ミヤG】
ヘッドが真っ黒ですよ! この「G710 アイアン」は、ピンのラインアップのなかで、もっともやさしく飛ばせるアイアンとして用意されているモデル。それゆえヘッドサイズは大きいですが、黒いヘッドのおかげで少し引き締まって見えるのがいいですね。ヘッド全体の形状にも違和感がなく、けっこう構えやすいです。
【ツルさん】
この黒いヘッド塗装は「新ハイドロパールステルス仕上げ」と名付けられていて、疎水性と耐久性に優れているそうです。見た目にも高級感があって、いいですよね。スコアラインの面だけがグレーに配色されているのも好印象。ボディと同じようにフェース全面まで黒く塗装されていると、アライメントを取りづらくなるんです。構えやすさについても、ちゃんと考えられて作られていますよね。
【ミヤG】
さっそく打ってみましたが、これは飛びますね~。そして、なにより曲がらない! 芯を外したような当たりでも、それなりにまっすぐに飛んでくれました。めちゃやさしいです。
【ツルさん】
僕が打つと、自分が使っている5番アイアン相当の飛距離になりました。ロフト角が7番で28度というストロングロフト設定になっているので、飛んで当然と思われそうですが、このアイアンが優れているのは、クラブ長が一般的な7番アイアンの長さに保たれているところ。7番の打ちやすさのまま、高い打ち出し角で5番並に飛ばせるのが素晴らしいです。打ち出し角が高くなるのは、フェースのたわみを利用したピンのテクノロジーですね。
【ミヤG】
中空構造のヘッドになっていて、マレージングC300という反発のいいフェース素材が使われていますが、打感はそれほど悪くありません。
【ツルさん】
そこが先代の「G700 アイアン」との大きな違いでしょうね。「G700 アイアン」もやさしく飛ばせましたが、ピキャーンという大きな打球音が気になってしまうモデルでした。今回の「G710 アイアン」では、ヘッド内部に振動を吸収する構造と素材を採用していて、いちばんのウィークポイントが改善されました。
【ミヤG】
アイアンでも曲げずにやさしく飛ばしたい人には、とても良さそうなモデルです。けれど、自分が飛び系アイアンを買うとしたら、シャープな見た目の「i500 アイアン」のほうですかね。この「G710 アイアン」は、さすがにヘッドが大きすぎる…。
【ツルさん】
ヘッドサイズや形状の好みはあると思いますが、やさしさを優先するなら「G710 アイアン」をチョイスすべきです。勝手な意見を言わせてもらえば、「i500 アイアン」はどっち付かずで中途半端(笑)。「G710 アイアン」には、スマホと連動してショットトラッキングできる「アーコス」のセンサー付きグリップが標準採用されているのも特徴。自分のショットデータに興味がある人は、これを使ってみるのもおもしろいですよ。
■ 試打したクラブのスペック
ピン G710 アイアン
●番手(ロフト角):7番(28度)●シャフト:N.S.PRO 950GH neo ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●フレックス:S200
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー