球が右に逃げない安定系モデル テーラーメイド SIM2 MAX-D ドライバー
【ミヤG】
「SIM2 MAX-D ドライバー」は、ドローバイアス設計が特徴のモデルです。以前に試打した「SIM2 MAX ドライバー」は、僕が打つとプッシュスライスばかりでした。なので、この「D」には期待しています！
【ツルさん】
ヘッドシェイプは、ほかの2モデルと見比べてもほとんど変わりません。「SIM2 MAX-D」には少しだけアップライト感があって、フェースのトウ側が若干ですが、左を向いているようには感じます。けれど、あからさまに左にしか飛ばない、っていう雰囲気がなくて好印象ですね。
【ミヤG】
僕は引っかけグセがありますが、すんなりアドレスできるヘッド形状です。打ってみると、なんだか振りやすくて、打ちやすい！
【ツルさん】
ほかの2モデルよりもヘッドの重心位置がヒール側に寄せてあるので、ヘッドの重さを感じずに振り切りやすいですよね。ヘッドターンもさせやすいです。
【ミヤG】
球をつかまえやすくて、持ち球のドローがうまく打てました。「SIM2 MAX」のようなプッシュ球は一発も出なかったです。心配していたフックも出ません。
【ツルさん】
ミヤGのように、このモデルの球のつかまり感をちょうどいいと感じる人は多いと思います。前作の「SIM」にも追加発売モデルとして「SIM MAX-D ドライバー」がありましたが、前作の「D」はドローというほどじゃなかった。球のつかまえやすさは前作比で向上していると思います。
【ミヤG】
もし買い替えるなら「SIM ドライバー」だと以前に言ったのですが、打ってみたら「SIM2 MAX-D」もいい！ これは迷うところですね。
【ツルさん】
弾道の高さと球のつかまえやすさを優先するなら、間違いなく「SIM2 MAX-D」です。スピン量を抑えつつ、絶対に左には飛ばしたくないなら「SIM2 ドライバー」。安定性を高めるスピン量で、どちらかというと左に飛ばしたい人は「SIM2 MAX」かな。ヘッドの見た目はそっくりだけど、性能はしっかりと3モデルで差別化されています。
■ 試打したクラブのスペック
テーラーメイド SIM2 MAX-D ドライバー
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：TENSEI BLUE TM 50 ●硬さ：S
■ マイクラブ情報
ミヤG：テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：Speeder 569 EVOLUTION VI ●硬さ：S
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42～43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。