新製品レポート

つかまりが良くて飛ばしやすい! タイトリスト TSi1 ドライバー

2021/04/26 05:00
軽量設計で振りやすさとヘッドスピードを向上させたという「TSi1 ドライバー」を試打

【ミヤG】
タイトリストのTSiシリーズに2つの新モデルが追加発売されました。軽量設計モデルの「TSi1 ドライバー」と低スピンモデルの「TSi4 ドライバー」です。

【ツルさん】
今回試打する「TSi1」は、標準シャフトでクラブ重量がなんと273グラム(フレックスS)。前作「TS1 ドライバー」よりもさらに軽量化されています。フェースにはタイトリストしか使えないという新素材「ATI425 チタン」が採用されているのも特徴ですね。

見た目が大きめで、フェースアングルもスクエアなので、真っすぐ飛ばせそうな雰囲気がある

【ミヤG】
構えてみると、フェースアングルはスクエア。投影面積も大きめで安心感があります。ヒール側のふくらみが大きくて、個人的にはここが気になりますね。もうちょっとスッキリ見えるようにしてほしい。

【ツルさん】
同シリーズの「TSi2 ドライバー」や「TSi3 ドライバー」と比べると、球をつかまえやすそうな顔つきになっています。打ってみると、イメージしていた以上に球をつかまえやすい。インパクト手前からフォローにかけて、ヘッドが自然とターンしてくれます。

【ミヤG】
ヘッドだけではなくて、シャフトの動きでも球がつかまっているように感じました。もともとフッカーの僕が打つと、さすがに球がつかまりすぎますね。でも、ボール初速が出ているし、スピンもそれほど多くない。めちゃ飛んでいます!!

【ツルさん】
ロフト角が9度のモデルでも、打ち出しからよく球が上がってくれます。ヘッド性能自体は、それほど低スピンではないと思うのですが、適切なスピン量には収まってくれます。ミヤGは打ってみて、どう感じました? 軽すぎました?

【ミヤG】
言われてみれば軽量だけど、意外とちゃんと振れました。不思議と頼りなさは感じなかったですね。

【ツルさん】
他メーカーにも球をつかまえやすい軽量ドライバーはありますが、「TSi1」は振り応えがあって、ボールを前へと飛ばしやすいのが長所です。ヘッド形状や塗装がオーソドックスで構えやすく、打感もいい。やさしい軽量ドライバーとしては完成度が高い! ヘッドスピード42m/s以下でスライス傾向のゴルファーには、ぜひ試してみてほしいです。

軽量なのにしっかりと振り応えがある。やさしくつかまえて飛ばしたい人に最適

■ 試打したクラブのスペック

タイトリスト TSi1 ドライバー
●ロフト角:9度 ●シャフト:TSP013 45 ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Speeder 569 EVOLUTION VI ●硬さ:S

ツルさん:タイトリスト TSi3 ドライバー
●ロフト角:10度 ●シャフト:VENTUS 6 ●硬さ:X

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

タイトリスト
さらにスピードアップ。やさしく飛ばす高弾道。
発売日:2021/03/19 参考価格: 82,500円