新製品レポート

つかまりの良さと高初速で飛ばせる コブラ キング RADSPEED XD ドライバー

2021/06/14 05:00
シリーズ3本のなかで最もつかまりが良いという「キング RADSPEED XD ドライバー」を試打

【ミヤG】
今回試打する「キング RADSPEED XD ドライバー」は、ドローを打ちやすいように設計されたモデルですね。

構えると、フェースがわずかに閉じているように見えて、球をつかまえやすそう

【ツルさん】
ヒール側に10グラムの固定ウェイトが搭載されていて、ヘッドターンをさせやすくなっています。アドレスしてヘッドを見下ろすと、若干ですが、シリーズのほかの2モデルよりもフェースが左を向いているようにも感じます。見た目でも球をつかまえやすそうです。

【ミヤG】
打ってみると、ヘッドの設計意図どおりにドローを打ちやすいです。兄弟モデルの「キング RADSPEED XB ドライバー」を打ったときは、たまに右へのスッポ抜けが出ていましたが、このモデルなら右に出てから左に戻ってくるドロー弾道が打てました。

【ツルさん】
フッカーのミヤGが打つと、強めのフックになるときもありますね。

【ミヤG】
そうなんです。左へのミスは徹底的に避けたいので、僕が使うとしたら「XB」になりそう。ミスヒット時の許容性に関しても、「XB」のほうが勝っている印象を受けました。ツルさんは?

【ツルさん】
僕は断然、こちらの「XD」のほうが打ちやすいです。前回試打した「XB」だと、どうやっても右に弱々しくフケる球しか打てませんでしたが、「XD」なら自分が打った感覚どおりに球が飛んでくれます。「XB」では得られなかった“打ち応え”も「XD」にはありますね。

【ミヤG】
僕らの好みがシリーズで分かれましたね(笑)。飛距離性能は「XB」と同等かな?

【ツルさん】
僕の場合は、球をつかまえやすい「XD」のほうが、スピン量が減って飛ばしやすかったです。特筆すべきは、ボール初速を出しやすいこと。クラブ長が46インチと長めなのを差し引いて考えても、このシリーズは初速性能が優秀です。ラインアップされている3つのモデルから、自分が求める球のつかまえやすさとスピン量のモデルを選んで使ってほしいですね。

ボール初速の高さはシリーズ共通の長所。つかまり具合とスピン量で最適なものを選ぶべし

■ 試打したクラブのスペック

コブラ キング RADSPEED XD ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Tour AD for RADSPEED ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Speeder 569 EVOLUTION VI ●硬さ:S

ツルさん:キャロウェイ エピック MAX LS ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:VENTUS BLACK 6 ●硬さ:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

コブラ
発売日:2021/04/09 参考価格: 71,500円