振り抜きやすさと初速性能がアップした正当進化形 ゼクシオ 12 ドライバー
【ホッシー】
今回試打するのは、ゼクシオシリーズの2022年モデルとなる「ゼクシオ 12 ドライバー」。前回に試打した新しい「ゼクシオ エックス ドライバー」は、自分でもビックリするようなボール初速が出たモデルでした。兄弟モデルの「ゼクシオ 12」も期待大です!
【ツルさん】
こちらの「ゼクシオ 12」にも、22年モデルの最新テクノロジーである「アクティブウイング」が新搭載されています。ただし、「ゼクシオ 12」は従来モデルどおりにシャフトが接着式になっていて、クラブ総重量は「ゼクシオ エックス」よりも約20g軽い。そのあたりが2モデルの大きな違いですね。
【ホッシー】
構えてみると、まさにゼクシオという感じ。若干フックフェースになっていて、球をつかまえてくれそうな雰囲気。スライサーには安心感がある顔つきです。フェース面がよく見えて、球が上がりやすそうに感じるのも、いかにもゼクシオらしいところ。では、打ってみます!
【ツルさん】
おぉ! ホッシー、すごい数値が出ましたよ。「ゼクシオ 12」でもボール初速がめちゃ出ています。ボール初速性能は、前回試打した「ゼクシオ エックス」と同等です。
【ホッシー】
新しいゼクシオのヘッド設計には、スリクソンのZXシリーズでも採用されている「リバウンドフレーム構造」が使われているんですよね。その効果も大きいだろうし、クラブ自体をスピーディに振り抜きやすく感じました。クラブ全体のバランスがいい!
【ツルさん】
「ゼクシオ 12」は、ヘッドを重くする一方で手元側に重心を寄せてスピードをアップさせるテクノロジーなど、歴代のゼクシオで採用されてきた技術がすべて詰め込まれた集大成モデル。僕も試打してみて、ホッシーと同じように振りやすく感じました。
【ホッシー】
オートマチックに球がつかまって、ボール初速を上げて飛ばしやすい。従来よりもさらに完成度が高められた、“ザ・アベレージゴルファー向けドライバー”だと思います。購入してビニールを剥がしたら、誰でもすぐにナイスショットが打てます(笑)
【ツルさん】
球のつかまりの良さや、弾道が安定するスピン量が得られるヘッド性能は「ゼクシオ エックス」と共通しています。「ゼクシオ 12」はフックフェースになっているぶん、より球が右に逃げにくいモデルになっていますね。あとは、標準で装着されているシャフトの違いが大きいです。
【ホッシー】
僕の場合、「ゼクシオ 12」のシャフトのほうがタイミングを取りやすく、正確にミートしやすかったです。硬さではなく、シャフトのしなり感が僕には合っていました。
【ツルさん】
「ゼクシオ 12」のSフレックスだと、ヘッドスピード40m/sぐらいの人にちょうど良さそうです。でも、ホッシーがフルスイングをしても、ちゃんと打てちゃうんですよね。
【ホッシー】
頼りなさや物足りなさは、まったく感じなかったです。ヘッドとシャフトがどちらも高性能で、その組み合わせも高次元なドライバーだと思います!
■ 試打したクラブのスペック
ゼクシオ 12 ドライバー
●ロフト角:9.5度 ●シャフト:XXIO MP1200 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ホッシー:テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Diamana TB 50 ●硬さ:S
ツルさん:タイトリスト TSi3 ドライバー
●ロフト角:10度 ●シャフト:VENTUS BLUE 6 ●硬さ:X
■ ホッシー プロフィール
1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは46m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのドロー、アイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。