新製品レポート

ハマれば飛ばせるが使い手を選ぶ ヨネックス EZONE GT 450 ドライバー

2022/05/30 05:00
新構造によって分厚いインパクトで飛ばせるという「EZONE GT 450 ドライバー」を試打

【ホッシー】
ヨネックスの2022年モデルとなる「EZONE GT」シリーズのドライバーには、450と425という2つのモデルが展開されています。今回試打する「EZONE GT 450 ドライバー」は、その名のとおりヘッド体積が450ccのモデルです。ヘッドが大きいほうのモデルになりますが、構えたときにはそれほど大きく見えません。

ヘッド側面は「サイドウォール」と呼ばれる壁のような形状。最後部にはウェイトが搭載されている

【ツルさん】
最新モデルには、「サイドウォール」という新しい設計が取り入れられています。ヘッドのトウ・ヒールから最後部にかけて壁のような形状を持たせることで、慣性モーメントを高めつつ当たり負けしないインパクトを実現しているそうです。この新構造を採用したことで、必然的に投影面積も小さめになっているんですね。

構えると実際の体積よりも小ぶりな印象。フェース面が広く見えて球が上がりやすそうだ

【ホッシー】
ヘッド形状は、均整のとれた丸形です。試打クラブはロフト角10.5度。構えたときにロフトがよく見えて、球が上がってくれそうなイメージが湧きます。ちょっと個人的な好みと感想を言わせてもっていいですか?

【ツルさん】
もちろん、いいですよ。どうぞ(笑)

フェースには照準線のようなグラフィックが施されいている。スピン軸を補正するというタテ研磨も健在

【ホッシー】
ヘッドの形状やフェース向きなどは構えやすくていいのですが、ちょっとゴチャゴチャしているのが気になります。クラウン前方の段差に加えて、主張感のあるアライメントマーク、ヘッド最後部には円弧のライン、さらにフェース面のグラフィックと、それらすべてが目に入ってきてうるさく感じちゃいます。

【ツルさん】
ヨネックスのウッド類は、いろいろと独創的なんですよね。ひとつひとつに意味があって、構えやすさとしてまとめ上げられていますが、ホッシーの言うとおりで、確かにもう少し引き算はしてほしい。スピン軸の傾きを修正するというフェース面のタテ研磨は実用的でいいけれど、射的のようなグラフィックは僕も必要ないと思います。見た目の話はこれぐらいにして、まずはホッシーから打ってみてください!

ホッシーの「EZONE GT 450 ドライバー」試打データ

【ホッシー】
あれ? やさしいモデルかと思って打ってみたのですが、思いのほか球がつかまりません。けれど、ボールはよく上がり、もともと低弾道の僕が打っても高弾道になりやすい傾向にあります。ただし、タイミングがうまく合ったときには、しっかり球がつかまった低スピンの強弾道でした。ちょっと安定感に欠けますね。ツルさんも打ってみてください!

ツルさんの「EZONE GT 450 ドライバー」試打データ

【ツルさん】
う~ん、これは…。久しぶりに試打に手こずるドライバーに出会いました。なんといっても標準装着されているシャフト「RK-03GT」が、これまでに打ったことないぐらいに独特なんです。どうやら中間から先がよく動いて仕事をしているようで、その影響もありホッシーが打っても弾道が高くなるんですね。ただし、フィーリング的にはそのような挙動をしているようには感じさせません。それが逆に、僕にはとてもコントロールしにくかったです。

【ホッシー】
僕もシャフトがそんなに動いているようには感じなかったですが、なんだか打ちにくかったです。ヘッド自体は、ボールを強く前へと飛ばせる性能のように思いました。

標準シャフトの「RK-03GT」。先中調子だが、先が動くのをあまり感じさせないのが特徴

【ツルさん】
改めてカタログをチェックすると、先中調子と表記されていますね。僕はもともと中間から先が硬いシャフトが好みなので、この「RK-03GT」は真逆の性能なんです。いつもどおりに打つと、とんでもない右へのフケ球しか打てません。振れば振るほどスピン量が増えてしまうので、弾道計測ではできるだけシャフトに負荷をかけないように頑張って工夫して打ちました。

【ホッシー】
うまく打つのに苦労していましたよね。ツルさんは、どんなクラブでも打てる人だと思っていましたが、今回ばかりは違っていました(笑)

【ツルさん】
手元がしっかりしたシャフトが好きな人であれば、きっとうまく打てるんじゃないかと思います。打ち出し角とボール初速を上げてくれるので、ハマる人が使うと飛ばせるドライバーになりそう。とはいえ、打ち手によって評価がかなり分かれるモデルだと思います。僕の場合は、申し訳ないぐらいに全然ダメでした…。

ヘッド性能は高弾道で高初速。特徴的な先中調子のシャフトが合えば、飛ばせるポテンシャルあり

■ 試打したクラブのスペック

ヨネックス EZONE GT 450 ドライバー
●番手(ロフト角):10.5度 ●シャフト:RK-03GT ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ホッシー:テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Tour AD PT-6 ●硬さ:S

ツルさん:キャロウェイ ローグ ST MAX ドライバー
●ロフト角:9度 ●シャフト:VENTUS TR BLUE 6 ●硬さ:S

■ ホッシー プロフィール

1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは47m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのフェードでアイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。