【最速試打】「おかえり!テーラー」 ロールの進化でファン待望の“尖り”が帰ってきた テーラーメイド「Qi4D」コア

新製品レポート「Qi4D」
2026年1月9日に正式発表されたテーラーメイド「Qi4D」ドライバー

テーラーメイドの新ドライバー「Qi4D」が1月29日に発売される。前作同様「Qi4D」、「Qi4D MAX」、「Qi4D LS」、軽量タイプの「Qi4D MAX LITE」の4機種がラインアップ。すでに2025年終盤からスコッティ・シェフラーロリー・マキロイ(北アイルランド)、トミー・フリートウッド(イングランド)らが使用し、話題になっていた。今回はスタンダードモデル“コア”と呼ばれる「Qi4D」を紹介する。ギア知識が豊富なミタさんがヘッドの特徴を解説。飛距離性能、打感、構えやすさを、アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打し、分析した。

ロールとスピードポケットの改良でバックスピン量が安定!

新製品レポート「Qi4D」
前作「Qi35」は丸型形状だったが今作「Qi4D」はスッキリした洋梨型の形状に

【ミタさん】
今回紹介するのはテーラーメイドの「Qi4D」。世界のトッププレーヤーが使っているので気になっていた人も多かったと思います。

【コウタロウ】
「Qi35」を使わなかったシェフラーやマキロイが使いはじめたのは興味がありますね。

【ミタさん】
マキロイはDPワールドツアー最終戦の平均飛距離が335ヤードで、年間の平均飛距離323ヤードより約12ヤードも飛ばしてました。シェフラーは初投入した「ヒーローワールドチャレンジ」のフェアウェイキープ率が90%を超えていました。

【コウタロウ】
12ヤードはすごい!

新製品レポート「Qi4D」
フェースロール角度(縦方向の湾曲)が改良された新カーボンフェース

【シオさん】
名前もワクワクしますね。「35」の次が「4D」。「4D」って、どういう意味ですか?

【ミタさん】
「4D」は4 DIMENSIONの略称で、4次元(4要素)という意味です。

【シオさん】
4つは何ですか?

【ミタさん】
フェース、シャフト、ヘッド、フィッティングの4要素です。すべてのモデルで、有効打点エリアを拡大し、効率的に飛ばせる設計になっています。さらに、フェースのロール角度(縦方向の湾曲)とスピードポケットを改良したことで、バックスピン量が安定。フェース上部でのヒットではスピンが減り、下部では増えるという従来の傾向を、約40%も抑えたそうです。この安定性が、シェフラーやマキロイが即座にスイッチした理由のひとつでしょう。

【コウタロウ】
スピン量の安定はツアープレーヤーがいちばん欲しい性能ですからね。

新製品レポート「Qi4D」
「r7 Quad MINI」のようなスクリューウエート配置で多彩な重心位置に可変できる

【ミタさん】
純正シャフトは懐かしい「REAXシリーズ」が復活。「High Rotation Red」「Mid Rotation Blue」「Low Rotation White」という3つの特性が違う純正シャフトを用意して、フィッティングの幅が広がっています。さらに「Qi4D」はウエートの数が4つに増えています。

【シオさん】
4つのウエートを入れ替えるとどのくらい特性は変わるんですか?

【ミタさん】
慣性モーメントで言えば7500~8700g・cm2、スピン量で言えば300回転くらい変わるでしょう。

【コウタロウ】
調整しながら打ってみたいですね。

ヒールヒットでもスピンが増えすぎない

新製品レポート「Qi4D」
まずこの「顔の良さ」にやられてしまう

【シオさん】
構えたときの顔が「Qi35」よりスマートになりましたね。

【コウタロウ】
「Qi10」時代のコアが戻ってきた。コアはやっぱりこの顔ですよ!

【ミタさん】
「Qi4D」はツアープレーヤーからのフィードバックを反映したこともあり、オーソドックスな形状になりました。

新製品レポート「Qi4D」
純正「REAX」シャフトとの相性も抜群です(シオさん)

【ミタさん】
打った印象はどうですか?

【シオさん】
飛距離性能はやっぱり高い。ヘッドスピード40m/sの私が打ってもボールスピードが58、59m/sくらい出てましたし、230ヤード以上飛びました。

【ミタさん】
打感はどうですか?

【シオさん】
明らかに変わりましたね。前作のカーボンフェースもチタン感が増して良かったですが、「Qi4D」はフェースにボールが乗った感覚がある。それなのにボールスピードが速いので驚きました。

新製品レポート「Qi4D」
スリーブポジションとウエートの可変、シャフト選択と自分好みのセッティングが可能に

【ミタさん】
コウタロウはどうでしたか?

【コウタロウ】
たしかに飛びます。純正シャフトで打ってもボールスピードが71、72m/sくらい出ました。つかまりすぎないのもアスリート好み。どちらかと言えばフェードボールで強い球が打ちやすい。バックスピン量が安定していて、ヒール側に当たってもバックスピン量が2000回転以下。これはプロでも使いますよ。

【ミタさん】
ウエートを変えたときの球筋はどうでしたか? スタンダードは前方2つが各4グラム、後方2つが各9グラムです。

【コウタロウ】
前と後ろのウエートを逆にすると、ワッグルした時点で全然違いました。ダウンスイングでヘッドが垂れないので大型ヘッドが苦手な人はかなり振りやすいと感じるはず。

新製品レポート「Qi4D」
しなり方が異なる3種類の純正シャフト。重量、フレックスも選択が可能だ

【ミタさん】
どんなゴルファーにオススメですか?

【コウタロウ】
「Qi10」コアを使っていた人(笑)。つかまりを抑えているので、どちらかと言えばドローヒッターよりもフェードヒッターと相性がいい。

【シオさん】
飛距離性能も高く、やさしさと操作性のバランスが整っています。まさにテーラーメイド王道の“スタンダードモデル”と言った印象。スピン量は若干少ないので、ボールが上げられる中上級者は間違いなさそう。

【コウタロウ】
やさしい「Qi35」から、戦える「Qi4D」になりましたね。

しなり方が異なる3種類の純正シャフト。重量、フレックスも選択が可能だ

新製品レポート「Qi4Dcore」
平均試打データ。前作「Qi35」コアモデルよりもやさしく上がる感じはなさそう

【ミタさん】
「Qi35」は寛容性を重視したモデルでしたが、「Qi4D」はツアープレーヤーからの要望をとりいれたことで、「Qi10」の形状・弾道に近くなりました。性能面ではミスヒットしたときのバックスピン量が安定したことで、飛距離・方向性が良くなっています。純正シャフトも重量やフレックス以外に、しなり方が異なる3タイプから選べるようになったので、今まで以上にプレーヤーにフィットするでしょう。

【コウタロウ】
形状、性能ともに、テーラーメイドらしさがしっかり感じられ、往年のテーラーファンも納得の仕上がりと思います。

まとめ

新製品レポート「Qi4Dcore」
スピードの違う両者でも全ての項目において星4つという結果に

■ 試打したクラブのスペック

新製品レポート「Qi4D」

テーラーメイド Qi4D
●ロフト角:9度(コウタロウ)、10.5度(シオさん)●シャフト:REAX Mid Rotation Blue60(コウタロウ)、 REAX Mid Rotation Blue50(シオさん)●硬さ:共にS

この記事の画像をすべて見る

ミタさん プロフィール

1978年生まれ。かつてのサッカー少年が父の影響でゴルフを始めたのは高校生のとき。2014年にゴルフテックに入社し、レッスンコーチ兼クラブフィッターとして活躍した。現在はギア知識を活かして、コンテンツの企画を担当。洋服や車など好きな「モノ」への探求心が人一倍強く、作り手の素材や製法へのこだわりが大好物。デニムやスニーカーへの知識も豊富。

コウタロウ プロフィール

1985年生まれ。「日本一の漫才師」を夢見た幼少期を経て、学生時代はゴルフに没頭。日本アマなどに出場した。日本プロゴルフ協会(PGA)ティーチングライセンスを取得した2012年にゴルフテックに入社。長年、レッスンコーチを務めていたが、現在はコンテンツに出たり、作ったりしている。ヘッドスピードは50m/s前後。持ち球はフェード。最近は四十肩との付き合い方を模索中。

シオさん プロフィール

1967年生まれ。GDOでは古参の編集部員。若い頃は小ぶりヘッドのドライバーとマッスルバックのアイアンを愛用していたが、近年ではミスに強く、飛ばせるギアを好んで使用している。ヘッドスピードは40m/s前後。ミドルアイアンでグリーンに止まる球が打てないことが最近の悩み。持ち球は低めのドロー。平均スコアは80くらい。

広告の後にも続きます

アクセスランキング

  • 総合
  • ツアー
  • レッスン
  • ギア情報

SPECIALコンテンツPR

特集記事PR

こちらもおすすめ

GDOサービス

GDOのサービス