新製品レポート

「つかまり系の大本命」ブリヂストン ツアーB JGR ドライバー

2017/08/28 05:00

ラクに振っても上がる&つかまる

流行りのつかまり系ドライバー

【ミーやん】2015年に発売された『JGR ドライバー』は、球が上がってつかまる性能でヒット作となったモデルです。その新作がアスリートブランド「ツアーB」の冠を付けて登場しました。新開発の「ブースト パワー テクノロジー」を採用していて、ソールの剛性を高めることでフェースとクラウンのたわみを最大化し、さらなる飛距離性能を追求したモデルだそうです。

前作に比べて強いアップライト感は薄まり構えやすい

【ツルさん】今年の春ごろから、宮里藍渡邉彩香が『P01-7』というプロトタイプのドライバーを試打して好感触を得ているとの情報が流れていました。それがこの『ツアーB JGR ドライバー』だったようです。前作はアップライト感があって少し構えづらいのが難点でしたが、トウ側を逃がすことで構えやすくなりましたね。

【ミーやん】ボクが打つと、強めのドローというかフック系の球筋になります。もともと僕はフッカーですが、まっすぐ狙って左のラフといった感じです。前モデルの性能を踏襲していて、この新モデルも球がよくつかまります。

【ツルさん】ヘッドが左にターンしやすくて、シャフトも先がよく動くのでオートマチックに球がつかまります。それに、ポーンと球がよく上がります。ロフト角9.5度のモデルですが、構えてみるとフェースがよく見えます。実際にはロフト角が11度ぐらいあるんじゃないでしょうか。

【ミーやん】ボクの場合、右に打ち出すつもりで打ってちょうどいいドローボールが打てました。クラブスペックは、45.5インチのフレックスSでクラブ総重量が295グラム。シャフトは軟らかく、クラブ自体も軽く感じます。とてもラクに振れますね。

【ツルさん】純正シャフトだと、対象ヘッドスピードは43m/sぐらいまででしょうか。それ以上で振ってしまうと、球が散らばるし、スピンが多く入りすぎて飛距離をロスすると思います。それと個人的な印象を言わせてもらうと、しっかり振ったときにはヘッドが軽く感じてしまって、いまいち飛んでいるフィーリングが得られません。打感はいいのですが、もう少し「ガツン!」とくるインパクト感がほしくなりますね。

【ミーやん】ツルさんのヘッドスピードだと、純正シャフトだとアンダースペックなんですね。

【ツルさん】僕が普段、重めのヘッドを使っているせいもありますが…。海外のプロが使っているようなモデルで、飛ぶと言われているドライバーがいくつかあります。でも、そういったクラブだと球がつかまらない、上がらないという人もたくさんいます。『JGRドライバー』は、そんな人たちにジャストマッチするクラブです。スライス傾向のゴルファーには、今年の大本命になるドライバーだと思いますよ。

球のつかまりがよいせいか、飛距離で高得点をマーク

■ 試打クラブのスペック

ブリヂストン ツアーB JGR ドライバー
ロフト角:9.5度、シャフト:JGRオリジナルTG1-5、フレックス:S
発売日:2017年9月15日、価格:税抜63,000円(税込68,040円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:ピン G30 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:S)
ツルさん:テーラーメイド M1 460 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:UST マミヤ アッタス パンチ 6、フレックス:X)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

ブリヂストン
フェースとクラウンのたわみで飛ばす
発売日:2017/09/15 参考価格: 68,040円