新製品レポート

派手さはないが結果を出せる ヤマハ RMX 218 アイアン

2018/01/14 05:00

左右ブレだけでなく、タテのブレも少ない

見た目は普通だが、隠れた機能が満載

【ミーやん】
RMX 218 アイアン』は、ヘッド素材に高強度のマレージング鋼を採用している一体成型のモデルです。フェースは偏肉設計になっていて、フェース裏側の全周をアンダーカット構造にしているのが特徴です。フェースの反発領域も広げつつ、ヘッドのトウ側に重量を配分して直進安定性を高めているそうです。

ヒール側が高く、ボールを懐のように包み込む感じがある

【ツルさん】
フェースのヒール側が高めのヘッド形状で、ちょうどいい具合にグースが付けられています。ターゲットに対してスクエア感を出しやすくて、構えやすく作られていますね。

【ミーやん】
ヘッドの見た目は普通のポケキャビなんですが、打ってみると思った以上に飛ばせるし、かなりやさしく打てます。打ち出しが高くてスピンが少なく、直線的に球を飛ばせるアイアンです。

【ツルさん】
メーカーは「プラス1番手の飛び」と「直進安定性」をうたっていますが、まさにそのとおり! 本当にまっすぐにしか飛ばないです。特筆すべきは左右ブレが少ないだけでなく、タテの距離がブレづらいところ。上から打ち込むように打っても、払い打ちしても飛距離があまり変わりません。少しミスした薄めの当たりでも、5ヤード程度しか飛距離が落ちませんでした。実戦のコースでは、かなり武器になってくれると思いますよ。

【ミーやん】
以前にこの『RMX 218 アイアン』をコースで試打したことがありますが、ソールのトウ側とヒール側がラウンドしているので、芝の上から打ったときのソールの抜けもいいんです。見た目で分かるゴテゴテしたテクノロジー感はないですが、実は高性能なアイアンですね。

【ツルさん】
意図的に球を曲げたり、弾道を抑えたりはしづらいですが、いつも直線的に狙って打っていく人には、とてもいいアイアンです。フェースの薄さを感じる打感は好みが分かれそうですが、これは隠れた名器だと思いますよ。

見た目の派手さはないが機能性はバッチリといったところか

■ 試打クラブのスペック

ヤマハ RMX 218 アイアン
番手:7番、ロフト角:30度、シャフト:日本シャフト NSプロ RMX95、フレックス:S
発売日:2017年11月3日、価格:5本セット税抜90,000円(税込97,200円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH・フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

ヤマハ
反発エリアが拡大、プラス1番手の飛び
発売日:2017/11/03 参考価格: 97,200円