やさしさと高級感が増した高弾道モデル タイトリスト T300 アイアン(2021年)
【ミヤG】
「T300 アイアン」は、兄弟モデルの「T200 アイアン」よりもヘッドサイズが大きくてトップブレードも厚め。どっしりとした存在感があって、構えた瞬間にやさしく打てそうに感じられるモデルです。前作からモデルチェンジして、どこが変わったんでしょうか?
【ツルさん】
まず外観から分かるところでは、ヘッドの仕上げが変わりました。新作はTシリーズの他モデルと同じクロムメッキ仕上げになって高級感がアップしています。ヘッド内部も進化していて、内蔵されているタングステン重量が40%も増量され、フェースのヒール側が前作よりも薄肉化されています。端的に言うと、前作よりもオフセンターヒットに強く、寛容性が高められているようです。
【ミヤG】
打ってみると、やはりよく飛びます! 7番アイアンのロフト角が29度なので飛ぶのは当然なんですが、球がよく上がってくれるのが特徴的。打ち出し角が高いし、スピン量も適度に入っています。フッカーの僕が打つと、球が少しつかまりすぎるところは気になりましたが、ヘッドの見た目どおり簡単に飛ばせるアイアンです。
【ツルさん】
前作の「T300」も高弾道の打ちやさが特徴でしたが、その性能は踏襲されていますよね。ストロングロフトの飛ばせるモデルでも、グリーンを狙って球を止められる性能に仕上げられており、実戦での使いやすさに注力して開発されていることが分かります。
【ミヤG】
兄弟モデル「T200」の7番アイアンはロフト角31度で、「T300」との差は2度。同じ7番アイアンで打ち比べると、飛距離差は+5ヤードぐらいでした。
【ツルさん】
飛距離差はあるものの、ナイスショットしたときの弾道はそれほど「T200」と変わりません。前作だと、球を上げたい人は「T300」という選び方ができたのですが、新作になって「T200」でも高弾道を打ちやすくなったので、差をあまり感じなくなりました。
【ミヤG】
けれど、断然「T300」のほうがやさしく打てますよ。新作の「T200」はヘッドサイズが小ぶりになって、オフセットも少なくなったので、ヘッドサイズや見た目の安心感は「T300」が勝っています。
【ツルさん】
とにかくミスに強いアイアンが欲しい人には、やはりこちらの「T300」をオススメしたいですよね。ヘッドのシャープ感にもこだわりたい人は、「T200」を検討してもいいと思います。「T200」もヘッドの見た目以上にやさしく打てるように進化していますからね。
■ 試打したクラブのスペック
タイトリスト T300 アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(29度) ●シャフト:NSプロ 880 AMC ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト T100 アイアン(2019年)
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:AMT ツアーホワイト ●硬さ:S200
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー