「高級感のある高慣性モーメントパター」スコッティキャメロン フューチュラ 6M
『スパイダー ツアー』の好敵手となりえるモデル
【ミーやん】スコッティキャメロンには、セレクト、ゴロー、フューチュラという3つのシリーズが展開されていますが、そのなかでチャレンジングかつ革新性なモデルを生み出す場となっているのがフューチュラシリーズです。今回試打するのは、大型マレットの『フューチュラ 6M』というモデル。フレーム素材はステンレススチール、フェースとソールはL字型の一体構造になったアルミニウムが使われています。ヘッド後方の両端に張り出すように2つのウエイトを搭載して慣性モーメントを高めてあるのが、最大の特徴です。
【ツルさん】ルール改訂によって長尺パターを使えなくなったアダム・スコットが、通常の長さのパターとして手にしたのが、このモデルのプロトタイプでした。彼は昨シーズンからずっと、このモデルを愛用しています。僕自身、ヘッドがブレづらい大型マレットが好きなので、発売を心待ちにしていたモデルなんです。こうやって手にすると、ヘッドの作りが精緻で高級感があります。スコッティキャメロンらしい、センスの良さを感じますね。
【ミーやん】トップブレードに1本、フランジ部分にも2本のレールのようなラインがあって、ターゲットに対してスクエアに構えやすいです。ボールを打つと、「コツッ」という歯切れのいい打音がして、距離感を合わせやすそうなのもイイですね。きちんと打音がするのも、キャメロンのパターらしい特徴です。
【ツルさん】セレクトシリーズに採用されている303ステンレス素材のディープミルドに比べると、軽快さを感じる打感です。柔らかくて重厚とは言えませんが、十分にいい打感だと思います。ボールを打ってみて感じたのは、大型ヘッドの高慣性モーメントパターにありがちな、ヘッドの動きにストロークが支配されるようなフィーリングにならないこと。ストローク自体は、スムーズに行えるのがいいですね。
【ミーやん】ヘッドの動きに安定感がありつつ、なおかつゴルファーが振りやすく感じるように、ギリギリのところを考えて開発したのかも知れませんね。純正で装着されているピストルタイプのグリップは、太めでソフトな握り心地。ボクはこのグリップも好印象です。
【ツルさん】全体のバランスが、とてもいいですよね。こういった高慣性モーメントの大型ヘッドのパターで、ここまで高級感があってカッコいいモデルは他にありませんから、そういう意味でも希少なモデルです。欲しいけど、キャメロンのパターは気軽に買える値段じゃないんですよね…。
【ミーやん】ツルさんは、ダスティン・ジョンソンが使っている『スパイダー ツアー ブラック』を気に入って使っているじゃないですか。もう卒業ですか? もしかして浮気するとか?(笑)
【ツルさん】実際のラウンドで使ってみたいんですよね。浮気になるかエースパターになるかは、実戦で使ってみてからの判断です!
■ 試打クラブのスペック
スコッティキャメロン フューチュラ 6M
ロフト角:3.5度、ライ角:70度、長さ:34インチ
発売日:2017年3月、価格:オープン
■ マイクラブ情報
ミーやん:ピン スコッツデール アンサー2(ロフト角:3度、ライ角:70度、長さ:34インチ)
ツルさん:テーラーメイド スパイダー ツアー ブラック(ロフト角:3.5度、ライ角:70度、長さ:34インチ)
ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー