最新シャフトをQP関が解説 4タイプのスイングに分けて図式化
タメがない人は、元調子
最近はツアープロの多くが元調子のシャフトを使っていることもあり、上級者向けだと思っている人も多いようです。しかし、実際には非力なアマチュアゴルファーや、女性ゴルファーにも合う人がたくさんいます。手元がやわらかい元調子のシャフトは、トップから切り返しにかけて自然とタメを作ってくれます。このおかげで、タメのないゴルファーがタイミングよく振れるようになります。
元調子のシャフトは、手元のやわらかさに比べて先端が硬く、ボールに対してクラブをハンドファーストに当てやすいのも特徴です。ダイナミックゴールドに代表されるアイアンシャフトも、多くはこういった元調子のタイプです。
ドライバーの場合、元調子のシャフトはフェースの上目で球をとらえやすく、低スピン弾道を打ちやすいのがメリットです。バックスピンが多くて飛距離をロスしている人なら、飛距離アップを期待できるでしょう。ただし、ボールを抑えて打てる反面、上げづらいということも覚えておきましょう。
<Bタイプの代表的なシャフト>
藤倉ゴム工業/スピーダー TR
三菱ケミカル/TENSEI CK プロ オレンジ
■ 関 雅史(せき・まさし、通称:QP関) プロフィール
1974年生まれ。研修生、ツアーキャディなどの経験を経て、2005年にPGAインストラクター資格を取得。2008年にティーチングプロ選手権で3位タイ、ドラコン大会にて382ヤードの記録を持つ。自身が店長を務める「ゴルフフィールズ」では、ギアとスイングの両面を加味して行うレッスンに定評があり、WEB、ゴルフ雑誌でも活躍中。また、独特のキャラを生かしたブログ「QP ゴルフブログ」のファンも多い。
「ゴルフフィールズ」URL:http://www.golf-fields.com/
「QP ゴルフブログ」URL:http://ameblo.jp/qplife/