シャフト選び

最新シャフトをQP関が解説 4タイプのスイングに分けて図式化

2019/06/16 10:03

タメの強い人は、先調子

スイングトップ時にシャフトがよくしなる人は先調子のシャフトと相性がいい

トップでタメの強い人や、切り返しのタイミングが早い人には、手元の硬い先調子のシャフトが合っています。こういったゴルファーが手元のやわらかいシャフトを使うと、必要以上に手元がしなってしまい、やわらかすぎるシャフトを使うのと同じ弊害があります。タイミングが取りづらく、振りづらいだけでなく、安定感も得られません。

先調子というと、ヘッドが暴れるイメージを持って嫌がる人はいますが、そんなことはありません。手元が硬くて先端が動く先調子のシャフトは、例えるなら釣り竿。自分の意図したところに、先端をピュッとキャストできるシャフトです。

Aタイプはトップでのタメが強い人に合っている

そもそもシャフトというのはテーパー形状で、先端にいけばいくほど細くなっています。シャフト全長に同一の素材を均一に使った場合、先端は細いぶん手元側よりも必ずやわらかくなるのです。そういった意味では、先調子のシャフトはもっともクセのないシャフトとも言えます。

先調子のシャフトは、インパクト時にヘッドがアッパーに動き、球をつかまえてくれるのが特徴です。クラブを上から振り下ろすようにスイングする人、スライスしがちな人にもオススメです。

トップの位置でヘッドが必要以上に動いてしまう人、腕が止まっているのにヘッドがまだ動いている人にも、意外と先調子シャフトが合う傾向にあります。これも覚えておいてください。

<Aタイプの代表的なシャフト>
藤倉ゴム工業/スピーダー エボリューション 5
USTマミヤ/ATTAS CoooL

タメがない人は、元調子≫
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■ 関 雅史(せき・まさし、通称:QP関) プロフィール

1974年生まれ。研修生、ツアーキャディなどの経験を経て、2005年にPGAインストラクター資格を取得。2008年にティーチングプロ選手権で3位タイ、ドラコン大会にて382ヤードの記録を持つ。自身が店長を務める「ゴルフフィールズ」では、ギアとスイングの両面を加味して行うレッスンに定評があり、WEB、ゴルフ雑誌でも活躍中。また、独特のキャラを生かしたブログ「QP ゴルフブログ」のファンも多い。
「ゴルフフィールズ」URL:http://www.golf-fields.com/
「QP ゴルフブログ」URL:http://ameblo.jp/qplife/