上級者が嫌がる“逆球”を抑制するシャフト選び
2014/06/18 09:00
つかまりを手で作らない人は、タメの角度が浅めになる
関プロ「小手先でボールをつかまえず体の動きでつかまえられる人は、いわゆる“タメ”が小さく、ヘッドの進入角も緩やかになるので、大きな曲りのミスはしづらいです。泉さんはスイングプレーンがスクエアに近いのでさらに曲りは少ない傾向になります。しかしスイングプレーンがスクエアに近い分タイミングがずれると左右どちらにも曲がる可能性があるわけです。泉さんの場合は、下半身、特に膝のフットワークでタイミングを取っているので膝が流れるとヘッドが返しづらくなりスライス傾向のミスになってしまうのでしょう。」
探すのは「自然と“タメ”が作れるシャフト」
膝のタイミングのきっかけが原因で、右に出るミスが生まれる泉さんのために探すシャフトは、シャフト自身が“タメ”を作りやすくしてくれるタイプのもの。現在のシャフトは中間から先端がしなるタイプで、手元が硬く“タメ”を作りづらい。スイングを変えずに自然と“タメ”が作りやすい手元側がしなるシャフトの中から泉さんに合うものを探し出すことに。