“キックポイント”に難しさは関係ない!
2016/12/21 09:00
弾道の高さを抑える手元がしなるシャフト
■現在使用しているシャフトの特性 シャフトの中間がしなる中調子。つかまりを抑えた仕様になっているので安心して叩いていける
しっかりした振り心地でアスリート向けの中調子
三菱レイヨン KUROKAGE XM 60-S
■おすすめシャフト4本の特性 手元側がしなることでインパクトでのアッパー軌道を軽減してくれるシャフト
1. 日本シャフト N.S.PRO Regio Formula B S65
手元側はしっかりしているが、手元のすぐ下からやや中間にかけてがしなり、強いしなり戻りでヘッドを走らせる。先端は硬めでミスヒットにも強い
2. USTマミヤ ATTAS PUNCH 6S
手元側にしなりのピークがあり、やや大きめにしなる挙動。動きは素直で操作しやすいのが売り。先端側は硬めになっており、ミスヒットに強い仕上がり
3. グラファイトデザイン Tour AD TP-6 S
中間からやや手元にかけてしなり、粘りながらボールを押してくれるシャフト。ボールのつかまりは穏やかで強い弾道が打ちやすい
4. 三菱レイヨン KUROKAGE XT 60 S
手元側がしなるシャフトで弾き感の強さが特徴のシャフト。ロフトが立って当たりやすく低スピンになりやすい
シャフトにやさしい難しいはない
関プロ「フィッターとしてお客様に手元のしなるシャフトをオススメすると『手元がしなるシャフトは難しいのでは?』 と言われることがあります。手元側がしなると他のキックポイントに比べしなる量が大きくなり、しなり戻りのタイミングもゆっくりになりやすいのでボールのつかまりが穏やかになる傾向があることが起因のひとつだと思いますが、これは間違いです。キックポイントの違いは、ゴルファーそれぞれのスイングでタイミングの取りやすさに影響し、しなるポイントやしなり戻るタイミングによってヘッド挙動に違いがでますが、手元しなりにも比較的ボールがつかまりやすいモデルもありますし、先端がしなるモデルでもつかまりを抑えたモデルもあります。キックポイントでクラブの難易度が変わるわけではないのです」