シャフトでこんなに変わるんだ!

スチールとカーボン、結局どっちがイイの!?

2017/07/15 05:00

根強い人気のスチールと、近年流行のカーボン

4~5年ほど前からトーナメントプロの間で流行し、使用率が増えたアイアン用カーボンシャフト。だが、まだ大半のプロは、スチールシャフトのままというのが現状だ。結局のところ、どっちがいいの!? ――ということで、アイアンのリシャフトを考えている女性アマチュアゴルファーの一例を見ていこう。

「アイアンのシャフト、選び方が分からない…」

ビフォー・アフター 弾道測定値をチェック!

ビフォーアフター
HS(m/s)30.428.9
ボール初速(m/s)39.640.9
ミート率1.301.41
キャリー(y)113.2120.1
飛距離(y)124.1131.7
フェース角(度)-1.2-1.1
バックスピン(rpm)43764327
サイドスピン(rpm)159117
ボール方向(度)2.71.6
打ち出し角(度)24.523.6

■ ビフォー[日本シャフト NSプロ 750GH R]:右に曲がることはあるが、ミスの方向は一定している。

■ アフター[三菱ケミカル バサラ アイアンシャフト i40 LITE]:曲がり幅が減少し、飛距離もアップした!

調子がいいと100は切れるが、叩いたときは110近くになってしまうという、女性アベレージゴルファーの日向さん。長年愛用したアイアンセットをそろそろ買いかえたいと考えているが、新たなスチールシャフトに変えるべきか、流行のカーボンシャフトに変えるべきかで悩んでいる様子。

テスターの悩み「もう少し振りやすいものが欲しい」

氏名:日向 典子さん
年齢:38歳
ゴルフ歴:12年
平均スコア:100
ラウンド頻度:年に6~7回

「いまのアイアンが使い始めてから結構長く経つので、そろそろ買いかえようかなと思っています。でも、どんなアイアンを買ったら良いか分からなくて…。いま使っているスチールシャフトのアイアンは安定して打てているのですが、もう少し振りやすいのがあればいいなと思っています」

スイング傾向「ダウンスイングでクラブが倒れてしまう…」

関プロ「日向さんのスイングで大きな欠点は、ダウンスイングでクラブがやや倒れてしまう点です。クラブが倒れてしまい、インパクトでヘッドをスクエアに戻しきれていません。主な要因は、使用しているクラブの“重量”にあります。使用中のシャフトNSプロ 750GH自体は軽量なのですが、ヘッドを含めた総重量が少し重すぎるため、やや寝てしまうスイングに表れてしまっているようです」

(次のページで、関プロのフィッティング開始!→)

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