2023年秋冬モデルニューバランス「UGC574」を試し履き この秋一番のサプライズ “歩きやすさ”だけじゃない
シューズマニア室井、セールスプランナー塩田、編集部員柴田のGDO社員トリオが、新作のシューズをゴルフ場でテストし品評する風物詩的な企画(2023年秋冬モデル編)。今回はニューバランス「UGC574 シューレース」をPick Up!
アパレルを選ばない爽やかなデザイン
【塩田】
「574」といえばニューバランスの定番シリーズなのでご存知の方も多いと思います。見た目は真っ白に一部グレーが入った爽やかなデザインです。スパイクレスですし練習場にもそのまま履いていけそうです。
【室井】
たしかに爽やかでアパレルを選ばないデザインですね。
【柴田】
大きな「N」のロゴといい、シンプルでニューバランスらしいデザインですね。ちょっとだけ遊び心が欲しいところはあるかな。あまりにも優等生すぎる気もします。
【室井】
そういう方はアパレルで遊んで下さい。
見た目からは想像できない履き心地
【塩田】
あまりにシンプルだったこともあって、正直その性能に関してはちょっと見くびっていました。期待をせずに足入れしてみたところ、履き心地が良くて驚きました。
【室井】
そうなんですよ。私も見た目とのギャップに超びっくりしましたね。価格もリーズナブルですし、パッと見も機能に凝った感じのデザインじゃないので、きっとソールもアッパーも硬いんだろうなっていうイメージで履いたら全然違った!
【塩田】
特に足首回りにクッション性があって、シュータンもとても柔らかいので、包み込まれるような構造になっていましたね。
【室井】
クッション性もソールの屈曲もとても良くて、そして低重心で歩行性能もバッチリ。
ニューバランスらしい歩行性能
【柴田】
たしかにめちゃくちゃ歩きやすい! やはり「歩きやすさ」といえばニューバランスです。
【室井】
そうですね。ニューバランスでも様々なモデルを紹介してきましたけど、その中でも、歩きやすさはピカイチじゃないかなと思います。
【柴田】
高さが抑えられているので、それも歩きやすさにつながっていると思います。
【室井】
低重心のシューズは振りやすいし歩きやすいですね。
インソールのクッション性能
【柴田】
インソールがすごい肉厚でフカフカなんですよね。
【室井】
分厚いし、しかも柔らかいですよね。
【塩田】
今回のモデルは、それが肝なんです。
【室井】
インソールを外してみると、ミッドソールとアウトソールはすごく薄いですが、それなのに履いてみると痛くない。
【柴田】
ミッドソールは薄くて硬めですけどインソールでクッション性のバランスを取っていますね。
【塩田】
今は柔らかいミッドソールが流行ですけど、その中ではたしかに硬めです。
【室井】
でも屈曲性は全然問題ないですね。
通すホールでフィット感を調整
【室井】
私は若干かかとが浮くのが気になったんですけど、その場合は最上部の紐を通すホールが2つあるので、下の方に通して締めると解消します。
【塩田】
そうですね。もしアッパーのフィット感に物足りなさを感じるようだったら、その締め方がいいと思います。
低重心で安定感も問題なし
【柴田】
すごく軽そうに見えますけど超軽量ではなくて、実測27.5㎝で383gなので、安定感もちゃんとあります。
【塩田】
グリップ力は、アスリートゴルファーにはちょっともの足りなそうですかね。
【室井】
どうでしょうか。でも最近の女子プロが履いているシューズを見ると、意外といけると思いますけどね。個人的にはむしろ、この低重心がアスリートにもいいんじゃないかなって思います。男子プロやドラコンプロになると話は変わってきますけど。
サイズ感は小さめ。お勧めは0.5cmアップ
【柴田】
私は横幅が細く感じて、普段より0.5cmアップしたんですけどいかがでした?
【塩田】
私も先の方が少し狭く感じて、0.5cmアップの26.5cmを選びましたね。
【室井】
同じく0.5cmアップの26cmです。確かに全体は細めですけど、アッパーが硬くないからそんなに気にならないですね。
この履き心地でこの価格!?
【室井】
これ、1万円台中盤ぐらいですよね。
【塩田】
はい。税込で1万5400円です。
【室井】
いや、これリーズナブルですよ。
【塩田】
そうなんです。これまでニューバランスで紹介してきたのは、モデル名に1000~2000番台の数字が付くようなどちらかというとツアー系のシューズで、2~3万円という価格帯でしたが、1万円台でもこんな履き心地の良いシューズがあるんですよね。
【室井】
気に入っちゃいましたよ。けっこう使うと思う。
まとめ
【柴田】
ゴルフシューズは何足も持っていますが、練習に行く時などにパッと手に取るのはこういうタイプなんですよね。結局一番履き潰されていきます。
【塩田】
そうですね。長く履けますしね。
【柴田】
これはライトゴルファーや女性、お年寄りにもお勧めできますね。
【塩田】
そうですね。どんなゴルファーにもお勧めできるモデルなのではないでしょうか。
【室井】
ゴツゴツした、いかにもゴルフシューズというのを敬遠される方に是非履いていただきたいなと思います。
3人の評価はいかに?
【動画】2023年秋冬モデル・話題の9機種を試し履き&勝手に採点!
製品スペック
●締め付けタイプ=紐タイプ
●素材=人工皮革
●重さ=390g(片足/27.5cm)
●サイズ=23~29cm(0.5cm刻み)
●幅=D
●鋲タイプ=スパイクレス
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GDO室井 プロフィール
GDOゴルフショップの新規事業担当。シューズ愛は中学時代の「エア ジョーダン」シリーズから始まり、学生時代には定期テストの時間が余ると問題用紙のウラにシューズの絵を描いて時間を潰していた。自宅の部屋に靴屋を真似たディスプレイ棚を設置し、それを見に来るだけの友人がいたほど。現在も約60足のシューズを所有している。
GDO塩田 プロフィール
GDOゴルフショップセールスプランナー。担当範囲はゴルフギア、シューズ、距離測定器等と多岐にわたる。ラウンド前には必ずコースレイアウトやコース設計家を確認し、マッチするシューズを選んでイメトレをするのが楽しみ。所有シューズは普段履きよりもゴルフシューズの数の方が多い。
GDO柴田 プロフィール
紆余曲折を経てGDO編集部へ。188㎝と長身で主に選ぶシューズは27.5㎝だったが、リモートワークが続き、むくみが解消されたせいか足が小さくなり27cmになった。公私含め年間約30ラウンドをこなし、ゴルフシューズは年に一度は履き替えるアベレージゴルファー。
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