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三井住友カード特集
2022/11/08

授かった自信と誇り 中嶋常幸が思いを託す富士山麓の戦い

「ワクワクする」富士山麓での戦い

霊峰富士の麓に広がる太平洋クラブ御殿場コースが舞台の「三井住友VISA太平洋マスターズ」。ことしで50回目の節目を迎える大会には、これまで世界を代表する海外プレーヤーが招かれてきた。中嶋も数々のドラマを演出してきたひとりで、リー・ウェストウッド尾崎将司と並び大会最多の3勝を誇る。

「アメリカツアーの有力選手、素晴らしいコース、富士山が揃う大好きな大会。毎年『戻ってきた』という心地良さを感じられて、ワクワクすることは他の大会にはない」

2022年 三井住友カード 記事広告 中嶋常幸 大会と御殿場コースについて話は尽きることがない(撮影:落合隆仁)
大会と御殿場コースについて話は尽きることがない(撮影:落合隆仁)

御殿場を制すことで「マスターズが遠くに見えてきた、と思えるようになる」と話す中嶋が回顧するのは、83年に出場した「マスターズ」だ。「グリーンがバミューダからベント芝に変わって、スピードが御殿場と同じくらい速くなったと感じた」。御殿場コースのグリーンがオーガスタナショナルに似ているのではなく、オーガスタナショナルのグリーンが御殿場コースに似ている、という感覚だった。

海外メジャーの舞台に引けを取らないほど、上質に仕上げられたセッティング。故加藤俊輔氏の代表作とも称されるコースは難度が高く、グリーンも戦略的なアンジュレーションがある。だからこそ「日本で唯一、マスターズと比較対象になる」コースであり、大会であると中嶋は表現する。御殿場で優勝することが「マスターズ」に出場すること、結果を残すことにつながるのだという。

御殿場を制した記憶と誇り

2022年 三井住友カード 記事広告 中嶋常幸 当時31歳。1985年に大会初優勝を飾った中嶋常幸(提供:三井住友カード)
当時31歳。1985年に大会初優勝を飾った中嶋常幸(提供:三井住友カード)

天然のスタンドのような地形でギャラリーに囲まれる18番グリーンで優勝トロフィを受け取るのは「最高の気分」。それを初めて味わった85年大会は、メジャー2勝のデビッド・グラハムとの激闘を制した。今でも語り継がれるプレーオフ1ホール目の18番パー5、左バンカーからの2打目をこう振り返る。

「ピンまでは220ヤードぐらい。アップヒルでつま先下がりだからフェードは打ちやすい。今はバンカーの先の木が大きくなってグリーンを狙えないけど、当時は杉の木が2本だけだったし、相手はメジャー優勝者。刻むことは一切考えなかった」と迷いなく2番アイアンを振り抜いてグリーンエッジまで運び、バーディを奪って優勝した。

2022年 三井住友カード 記事広告 中嶋常幸 三井住友カード本社の特設ブースに展示されている2番アイアン
三井住友カード本社の特設ブースに展示されている2番アイアン

時は流れて、大会2勝目は2002年に訪れた。6月の大会で7シーズンぶりの復活優勝を遂げると、48歳で乗り込んだ御殿場で田中秀道に1打差の辛勝。優勝インタビューでは「選手としてまた『マスターズ』に行きたい。そのためには御殿場で勝つことが必要だった」と話し、長く遠ざかっていたオーガスタへ思いをはせた。さらに06年には、52歳で大会3勝目を達成。「レギュラーツアー最後の優勝が、こんなに素晴らしい大会になって本当にうれしい」という通算48勝目のタイトルは、68歳のレジェンドにとっていまも誇りだ。

「三井住友VISA太平洋マスターズの歴代優勝者になることは、その後のゴルフ人生においてものすごく大きいこと」。当時31歳で味わった経験に基づく言葉は、同じように御殿場での活躍をきっかけとして、世界へ羽ばたく若手が続いてくれることを願うメッセージでもある。

2022年 三井住友カード 記事広告 中嶋常幸 2023年は自身のプレーでも存在感を示したい(撮影:落合隆仁)
2023年は自身のプレーでも存在感を示したい(撮影:落合隆仁)

「三井住友VISA太平洋マスターズ」大会公式サイト
2022年11月10日(木)~13日(日)まで全日無料で開催

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