マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ FT-9 ドライバー

2009/06/23 00:00

構えてみると?

構えてみると、やや左に向いている印象で、ロフトは寝て見える

キャロウェイのFTシリーズと言えば、チタンフェースとカーボンボディのコンポジット構造が特徴のドライバー。今回のFT9もその流れを踏襲し、ソールにはカーボンの網目模様、クラウン部分にはコンポジット構造であることが分かるようにデザイン処理されている。ネックが無いデザインもキャロウェイならではだ。ヘッドをできるだけ軽く作ろうとする意図、そして余剰重量をふんだんに使って、理想的な重量配分を追い求めていることが強くアピールされている。体積は460CC。投影面積は大きめだ。

そして、形状的にアピールしているのがヘッドの奥行き。顔付きはオーソドックスだが、構えるとヘッドが後方方向に大きく張り出している。前作よりもさらに深重心を強くイメージさせている。

アドレスしてみて少し気になったのが、フェースの向きとリアルロフト。シャフトとフェースのつながりの影響もあるが、構えるとフェースが左を向き、そして表示よりもロフトが寝て見える。このため、構えただけで高弾道、そして「右には行かせないぞ」という意図を強く感じる。左のミスを嫌うフッカーよりも、ボールが上がらないで困っているスライサーが好まれそうだ。スライサー御用達に見えるが、実際はどうなのか?じっくりテストしてみたい。

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キャロウェイ
芯を外しても飛距離が稼げる安心設計のドライバー
発売日:2009/03 オープンプライス