テーラーメイド バーナードライバー(2009年モデル)
2009/02/17 00:00
クラブを計測してみると?
ノーマルのバーナーはフックフェースだが、ライ角度は57度。今時のドライバーのなかではややフラット。重心アングルは25度やや多めだが、ゆっくりヘッドが返るタイプ。そして、シャフトもトルクが多いので、インパクトでフェースが被りづらい。このため、フェースを開いて上げて、アウトサイド・イン軌道で打つと右にすっぽ抜けやすく、インからあおった時はチーピンが出づらい。この特性を考えると、スライサーよりもフッカーの方が扱いやすいだろう。また、左右に曲がる人にもいい。
TPは見た目も、実際に打った感じもつかまり過ぎを抑えたドライバー。こちらもライ角度は57.75度とややフラット(ライ角はどちらも実測値)。重心アングルは23.5度と平均的な数値だが、スイング中、ヘッドはゆっくり返る。シャフトの挙動はシャープなので、インサイドからあおって打つと、ややクラブの動きがトリッキーになる。左へのミスを減らしたいフッカー向けだが、一番相性がいいのは、フェードで飛ぶ弾道を打ちたいハードヒッターだ。