ヤマハ インプレスX 4.6 D r.p.m
2009/01/20 00:00
構えてみると?
ルール適合モデルとしては早くも4代目となるインプレスDシリーズ。フラッグシップモデルのVシリーズ同様、体積は460CC。だが、両者を比べると差は一目瞭然。こちらはアベレージ向けだけあって投影面積が大きい。そしてフェースがかなりシャロー。ノギスで測ってみると約52ミリ。3代目のインプレス4.6Dもシャローだったが、さらにフェースが薄べったい。ちょっとやり過ぎという感じもするが、ボールが上がりづらい人やドライバーが苦手な人には、オートマチックに高弾道をイメージできるだろう。
フェースアングル(構えた時のフェースの向き)は、従来モデル同様、フックフェースの度合いは強めで、リアルロフトも多めの設定。構えただけで対象ユーザーがハッキリしており、「高弾道ドロー」を打ちたいゴルファー、スライス度合いをクラブで軽減したい人が構えやすく仕上がっている。
一般的にシャローフェースのドライバーはボールが上がりやすい反面、スイートスポットよりも上で捕らえづらい分だけ、スピンが多めの弾道になりやすい。だが、今回の「インプレスX 4.6D r.p.m」はシャローフェースでも低スピン弾道が打ちやすいと、メーカー側はアピールしている。従来の常識を打ち破る弾道が打てるドライバーなのかどうか、じっくりテストしてみたい。