マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GRドライバー(2009年モデル)

2008/12/16 00:00

構えてみると?

投影面積はかなり大きく、フェース高さは分厚くない。

X-DRIVEと言えば、プロ、アスリート御用達ブランド。歴代モデルはツアープロの意見を反映させたクラブが多かったが、GRはその常識を見事なまでに覆している。体積は450CCとルール最大級ではないが、アドレスする「大きいなぁ」「やさしいなぁ」と感じる。丸形形状のヘッドはフェースが分厚くないし、ヘッド後方がかなり低くなっているため投影面積がかなり大きいのだ。

加えて、プロモデルらしくないのがフェースの向き。ヘッドをポンと地面に置くと・・・フェースは左を向く。フックフェースになっているし、リアルロフトも多めの設定なのだ。ライ角度も実測で約61.5度とかなりアップライト。アドレスすると、オートマチックに「球が楽に捕まる」イメージが出る。左のミスを軽減したいフッカーよりも、明らかにスライサーを意識したデザイン、そしてスペックを採用しているのである。

シャフトもヘッド同様、X-DRIVEシリーズにとは思えないほどソフトスペック。試打クラブは純正SRシャフトだが、ワッグルすると、アベレージ向けドライバーなみにシャフトがしなる。トルクもやや多めの設定。純正シャフトに限って言えば、ヘッドスピードが速い人よりも、遅めの人に扱いやすい仕上がりだ。ハードヒッターよりもアベレージゴルファーを意識した感じであるが・・・実際はどうなのか? じっくりテストしてみよう。

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ブリヂストン
アベレージゴルファーにも対応した上級者ブランド
発売日:2008/12/05 オープンプライス