マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド バーナープラスドライバー

2008/11/04 00:00

構えてみると?

アベレージゴルファーを対象としているため、とにかくヘッドが大きい。また後方部分が三角形状にとんがっているのも特徴的だ。

今やテーラーメイドの主力モデルとなりつつあるバーナーシリーズ。シリーズ3作目となるのがバーナープラス。アベレージゴルファーを強く意識しただけあって、見た目はかなりデカい。ルール適合ヘッドの460CCだが、投影面積はツアーバーナーよりもが一回り以上大きく感じる。面長に見えるフェースも存在感満点。トウ&ヒール方向に広がっているだけでなく、上下方向にも大きい。定規でフェース厚を測ってみると・・・約60ミリ。最近ドライバーの中ではかなりディープな部類である。

ソールデザインは先に登場したツアーバーナーと同じ流れを汲んでいるが、クラウン部分には編み目の粗いカーボングラフック(模様)が大胆にあしらわれている。カーボンクラウンみたいだが、実際はフェースもヘッドもチタン。メーカー資料によると0.6ミリの薄肉構造になっているらしい。

最近のテーラーメイドは三角形ヘッドが主流だが、このバーナープラスも丸型ではなく三角形状。ただし、ヘッドの奥行きを深くとっているので角張った感じはなく、丸型と三角の中間ぐらいか。

スペックに目を転じると、アベレージ向けだけあって総重量は軽め。純正Sシャフトで294.3g。ただし長さは45.5インチと長め(ヒールエンド計測)。バランスもD5と重めだ。ヘッドに目を転じると表示9.5度に対してリアルロフトは10.25度。そしてフェースアングルは+1度。フックフェースだが、アベレージ向けにしてはリアルロフトがそう多くない。つかまりの目安となる、重心角は28.5度とかなり大きめ。ライ角度も60.75度とアップライト。つかまり重視のスペックだ。大きく見えるやさしいヘッドと長尺シャフトの組み合わせ。見た目通りやさしく飛ばせるのかどうかじっくりテストしてみたい。

(長さは「ヒールエンド法計測」。リアルロフト、バランス、振動数、ライ角、重心アングルは実測値)

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テーラーメイド
発売日:2008/09/12 オープンプライス