フォーティーン JC-808 ドライバー
2008/09/02 00:00
構えてみると?
ヘッド体積は450CCだが・・・見た目は大きく感じない。クラウン後方が2段になって投影面積が小さく見えること、そして強いハイバック形状が影響しているのだろう。引き締まった塊感の強いヘッドは、やさしさよりも「操作性の高さ」をアピールしている感じがする。ハイバック形状はメーカーの意図通り、右肩が必要以上下がるのを防止してくれている。それでいてフェース厚は約54ミリ。フェースが分厚くないので手強い印象を受けない。
そして特徴的なのがネック形状。ヘッドに直結するかのようにホーゼルがくっついている。このためネックにシャフトが刺さっているのではなく、ヘッド内部にシャフトが深めに入り込んでいる。純正シャフトならば格段意識することはないが、リシャフトする場合、この接着方法はシャフト挙動に少なからず影響が出るかも知れない。
クラウン後方が2段になった形状は好みが別れそうだが、ネックがないことでフェースとシャフトのつながりがすっきりしているので構えやすい。個体差があるのかもしれないが、9度、10.5度モデルとも、ややフックフェース。アップライトなライ角と相まって、アドレスすると「捕まる」イメージが出る。
フォーティーンのクラブは、商品名の数字が大きくなるにつれて、プロ、上級者向けに作られている。見た目はハードな印象を受けないが、実際の性能はどんなものか?じっくりテストしてみたいと思う。
(長さは「ヒールエンド法計測」。リアルロフト、バランス、振動数、ライ角、重心アングルは実測値)