マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ HYPER X ドライバー

2008/06/10 00:00

構えてみると?

構えたところから見ると、フェースプログレッションが他のドライバーに比べ大きいことがわかる

キャロウェイのミドルブランドとして位置付けられる「HYPER X」。体積は460CCでヘッド素材はフルチタン。スルーボア構造ではないが、ネックがスパット切り落とされた形状を採用することで、キャロウェイらしさをアピールしている。

ヘッド形状はオーソドックスな砲弾型。重心の深さを強調するかのように、奥行き感がタップリある。そして今どきのドライバーにしては珍しく、フェースプログレッションが大きめ。サンドウェッジに例えるならば「出っ歯系」だ。好みの問題もあるが、アドレスすると多くのゴルファーがやさしく感じ、ボールが上がりやすく感じるだろう。目立ち度よりも、長く使っても飽きのこないデザインだ。

ソールに目を転じると、「X」のロゴは目立つものの非常にシンプル。高級感よりもカジュアルな感じである。お手ごろ価格で買えそうな印象を受けるが、日本仕様の定価は7万5600円(税込み)。価格と見た目にギャップを少し感じるが、クラブは「打って」みないと性能は分からない。どんなユーザーを意識して作られているのか、じっくりテストしてみたい。

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キャロウェイ
マイルドな打感ながら強・高弾道な飛び
発売日:2008/04 オープンプライス