プロギア プロギア TRドライバー
2008/05/13 00:00
構えてみると?
プロギアブランドのフラッグシップモデル「TRドライバー」。グラデーション処理されたクラウン部分はCFRP(カーボン素材)が採用され、初代デュオTRシリーズ同様複合ヘッドとなっている。ヘッド上部(クラウン部分)を軽くすることで低重心化を狙い、加えて軽くヘッドが作れる分だけ余剰重量をソール部分に配している。低重心化を狙っているのがありありと分かる設計だ。
ハードヒッターの場合、スピンが多いと吹け上がって飛距離ロスが生じる。このロスを減らすために、TRは複合ヘッドを採用したとメーカーは大々的にアピールしている。
構造的には、プロ、競技指向モデルであるが、アドレスするとハードな印象をそれほど受けない。ヘッド体積は445CCあるが、フェースが薄べったく(実測54ミリ)、リアルロフト(※1)とプロモデルにしてはやや多めに感じる。迫力満点という印象はなく、誰でも高弾道をイメージしやすく仕上がっている。
ただし、シャフトはプロモデルだけあってハードな仕上り。M-46(SX相当)はワッグルするとしなり量が少なめ。クラブ重量も310グラムをかなり上回っているので、体をしっかり使ってスイングできる。
低重心のヘッド構造、シャフトはハードヒッター向きになっているが、見た目の印象はハードな感じが希薄。メーカーの意図通り吹き上がりを抑えた強い弾道が打ちやすいかどうか、じっくりテストしてみたい。