テーラーメイド r7 CGB MAX ドライバー
2008/02/05 00:00
構えてみると?
テーラメイド「r7」シリーズの最新作であるが、デザインは大胆に変えてきた。ソール側の形状はそれほど奇をてらってないが、クラウン側の形状はおむすびのような三角形。奇抜と感じるのか、それともイノベーティブ(斬新)と感じるのかは意見が分かれるところだが、構造的には非常に分かりやすいデザインだ。三角形の頂点をフェースからできるだけ遠ざけ、なおかつ、そこに16グラムものウエイトビスが配されている。余剰重量をフェースから遠ざけると、重心を深く、そして重心アングルが大きくなりやすい。結果、スイートエリアの拡大、そして捕まりを良くしやすいからである。
フェースはr7クワッド同様、つや消しブラック。ヘッドはワインカラーでクラウン部分はグラデーションが入った配色。この配色は、アスリート系ゴルファーよりも、パワーが少し衰えたアベレージ層、レディス層をかなり意識している印象を受ける。
スペックもそれを裏付けるかのようにリアルロフトは多めだし、フックフェースの度合いも強め。非力な人でも高弾道をイメージしやすい。シャフトもヘッドに合わせるかのように、かなり軟らかめの設定だ。クラブ重量も300グラムを大きく下回り、かなり軽めになっている。
機能を優先させたドライバーは見た目と実際の性能が異なる場合もある。はたしてどんなゴルファーにマッチしているのか、じっくりテストしてみたい。