マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 445

2008/01/08 00:00

打ってみると?

試打クラブは表示9.5度(リアルロフトは約9度)で、シャフトは「B07-05」(S)。三菱レーヨン社との共同開発で、シャフトには「ディアマナ」のロゴもしっかり入っている。長さは44.75インチ。クラブ重量は323.7gでバランスがD2.5。プロ、上級者向けあって重めの仕上り。硬さの目安となる振動数も261cpm。こちらも同社のアベレージ向けSシャフトに比べると、かなり硬めに設定されている。ワッグルすると、手元から中間部分が少ししなる。

アイアンでウォームアップした後、シャフトに合わせて1球目からしっかり振ってみると・・・「スパーン」と気持ちいいインパクト音とともに、ボールが力強く飛び出す。球離れはやや遅めだが、弾き感もちゃんとある。リアルロフトが少なめだが、シャフトが影響しているのだろう。アッパー軌道で打っていきやすいので、打出しが結構高め。それでいてスピンは少なめだ。フェースセンター付近で捕らえると、打出し角度は12~14度。スピン量は2400~2800回転。リアルロフトが少ない割には高弾道が打ちやすい。シャフトはトルクが少ないこともあって、それなりにシビア。軌道が不安定なアベレージゴルファーには手強いが、ヘッドスピードが44m/s以上出ていれば、シャフトの復元力を上手く使ってボール初速を上げ、飛距離を稼げる仕上り。

そして、プロ、上級者向けらしさを感じるのがシャフトの挙動。切り返しで手元側がクイッとしなったら、そこからヒュンとしなり戻る。いわゆる遊びが少ない弾き系タイプ。芯を喰うと心地良い感触が手にダイレクトに伝わる。反面、芯を外すとヘッドがブレる感触が手に伝わってくる。目を閉じて打っても、ショットの良否を正確に感じ取れる点は、プロモデルらしさを強く感じる。

クラブを計測してみると?≫
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ブリヂストン
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発売日:2007/11 オープンプライス