プロギア GN502 TOUR 440 ドライバー
2010/03/02 10:15
クラブを計測してみると?
フェース角は-2度。重心アングルは22度。どちらも捕まりを抑えたスペックで、実際、打ってみても左へのミスが出づらく仕上がっている。ライ角度が59.5度と若干アップライトなことを除けば、見た目通り、叩いても左に行きづらい。また、重心が浅いのでヘッドの操作性は高く、球筋を打ち分けるのにも適している。
シャフトについては、「M43」は手元が非常に硬い。振動数が268cpmというのはSというよりはXに近い数値。特性的には先調子感が強く、インパクトゾーンではややヘッドがアッパーに動く。切り返しで手元側がしなりづらいので、コックが早めにほどける人には扱いづらく、タメを自分で作れる人と相性がいい。ダウンからインパクトにかけては、先調子のシャフトの割にはしなり戻りはややスロー。ヘッドが妙に走ったりしないので、叩きに入った時に引っかかりづらい。ただし、インからあおって打つと挙動がガラッと変わる。ダウンでシャフトが寝てインからあおると、インパクトゾーンでヘッドが必要以上に返って、引っかけチーピンが出やすくなる。
長さはメーカー値よりも実測値の方がやや長く、実測で45.25インチ(ヒールエンド法での計測値)。クラブ重量は「M43」装着で310.9グラム。バランスはD1.5。45インチに換算すると310~313g。30~50歳ぐらいで体力が平均以上のゴルファーにちょうどいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | M43 | |
ロフト(度) | 9 | 9 |
リアルロフト(度) | 9.5 | 9.5 |
ライ角(度) | 59.5 | 59.5 |
フェース角(度) | -2 | -2 |
長さ(インチ) | 45.25 | 45.25 |
振動数(cpm) | 268 | 268 |