マーク金井の試打インプレッション

ティアドロップ TDXⅢ TYPE-S チタンドライバー

2010/04/06 10:00

クラブを計測してみると?

手元側が軟らかく、中間から先端が硬めのシャフト

リアルロフトは11.5度(表示10度)で、フェース角は±0度。ライ角度は58度と平均的なスペック。重心アングルは21度で、今どきのドライバーとしては少なめ。リアルロフトが多いが、重心アングルが少ないことを考えると重心深度も浅めなんだろう。ヘッドがやや小ぶりなことも相まって、操作性が非常に高くなっている。実際にスイングしてみても、シャフトのトルクが少ないことも影響し、自分の意志がヘッドに伝わりやすく、イメージ通りに球筋を打ち分けられる。スイング軌道が不安定なゴルファーが使うと、ヘッドが動き過ぎて球筋が安定しないリスクがあるが、スイング軌道が安定しているゴルファーが使えば、イメージ通りの弾道が打ちやすいドライバーだ。

シャフトについては、ZS5030のSは手元側が軟らかく、中間から先端が硬めのシャフト。そしてトルクが少ない。切り返しでは手元側がしなってヘッドの重みを感じやすく(タイミングが取りやすく)、ダウンからインパクトにかけてはややスローにしなり戻る。しっかり叩いてもヘッドが余計な動きをしない。軽く振るよりも、しっかり叩きたくなるシャフトである。

長さは実測値で45.75インチ。クラブ重量はS(ZS5030)で302.4グラム。45インチ換算すると310g前後の仕上がり。バランスはD1。35~55歳ぐらいで、体力が平均な男性にちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトZS5030(S)
ロフト(度)1010
リアルロフト(度)11.511.5
ライ角(度)5858
フェース角(度)00
長さ(インチ)45.7545.75
振動数(cpm)242242
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ティアドロップ
ドラコン選手御用達ドライバー
発売日:2010/03 参考価格: 18,000円