マーク金井の試打インプレッション

ナイキ サスクワッチ マッハスピード ストレートフィット ドライバー

2010/05/25 10:00

構えてみると?

アドレスすると非常にアップライトに感じる

ナイキの主力ブランドとなるサスクワッチシリーズの最新モデルが「マッハスピード」。体積は460CCとなっているが、歴代SQに比べるとやや小ぶりだ。加えてフェースがかなり薄べったい。ノギスで測ってみると約52ミリとかなりシャローフェース。バックフェース側がそれほど低くないこともあって、塊感が強くなっている。

アドレスしてみて印象が強く残るのがライ角度。トウ側が高いクラウン形状も相まって、アドレスすると非常にアップライト。好みは分かれそうだが、フックフェースなのも影響してつかまりやすい顔付きだ。

バックフェースはかなりデコラティブ。空気抵抗を意識した形状で、ソール中央部分が少し凹んでいる。グラデーションが施されたカラーリングはオリジナリティに溢れ、ナイキらしさをアピールしている。

そして、目に否応なしに入るのがネック。ヘッド脱着構造になっているので、ネック部分には脱着のための大きなネジが付く。ネックのボリュームがあって、デザイン的にはギミック感が強い。

シャフトは三菱レイヨン製の「バサラ」が標準装備。ナイキ専用にチューニングされており、フレックスは軟らかめの設定。長さはメーカー表記で46インチ。ワッグルすると中間部分が大きめにしなってくれる。

やさしいヘッドにやさしいシャフトの組み合わせ。そして、ヘッド脱着式構造でクラブのスペックを大きく変えられる。スライサーと相性が良さそうに見えるが、実際はどんな性能なのかじっくりテストしてみたいと思う。

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ナイキ
空力学でヘッドスピードアップ
発売日:2010/03 オープンプライス