マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド バーナー スーパーファスト ドライバー

2010/06/08 10:00

構えてみると?

ヘッド形状は、バーナー特有の三角形。投影面積は大きく、ややフックフェース

「Rシリーズ」と「バーナー」の2つのブランドを柱に商品展開しているテーラメイド。今回、試打するバーナーは「飛距離」性能にとことんこだわったブランドで、「Rシリーズ」のように弾道調整機能はまったく付いていない。コンセプトの違いがハッキリしているが、それはデザイン、スペックにも明確に打ち出されている。

まず、ヘッド形状が大幅に異なる。テーラーならではの三角形のヘッドは巨大。「これってホントに460CC?」なのと疑りたくなるほど投影面積が大きい。バーナーお約束の編み目模様も派手だ。加えてフェースは超ディープ。定規で測ると約61ミリ。これまた市販460CCの中ではかなり分厚い。そして、フェースの分厚さとは対象的にバックフェースは超シャロー。くさびのような形状は好みが分かれそうだが、フェースの大きさを全面的に打ち出した形状は、視覚的にやさしく感じる。そしてバックフェースが超シャローで低重心設計なのを強くアピールしている。

ソール形状も斬新。ロゴの入れ方はテーラーにしてはシンプルだが、「1」の数字の入れ方、そしてウエーブ(波)を大胆にほどこした形状は、買い物心を大いにくすぐる。そして、巨大なヘッドに合わせるかのようにシャフトも長い。メーカー公称値で46.25インチ。実測(ヒールエンド法での計測)でも46インチと長尺仕様だ。巨大に見えるヘッドと長尺。そしてクラブ重量は290gを下回る・・・見た目もスペックもとことん飛距離アップを狙っているのが明らか。メーカーの意図通り飛び指数が高いかどうかじっくりテストしてみよう。

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テーラーメイド
もっと速く、もっとパワフルに
発売日:2010/03 オープンプライス