マルマン マジェスティ ヴァンキッシュVR ドライバー
2010/08/10 10:00
クラブを計測してみると?
10.5度表示でリアルロフトが12.5度。フェース角は+1.75度とフックフェース。ライ角は62度とかなりアップライト。重心角も25度と平均よりも上回っている。形状的に重心距離がやや短くなるタイプのドライバーで、実際試打してみても重心距離の長さを感じなかった。ヘッドはオートマチックに返りやすく、真っ直ぐ打つつもりでスイングすると軽いドロー弾道になりやすい。
シャフトについては、標準装着のナノテク・ニューバランスシャフトは中間部分のしなりが大きい。典型的な中調子タイプで、切り返しで中間部分が大きめにしなり、ダウンからインパクトにかけてややゆっくりしなり戻る。シャフト先端側の動きが控えめなので、インパクトゾーンでヘッドが極端にアッパーに動かない。レベル(水平)に動きやすいので入射角度が安定し、それがミート率の良さにつながっている。トルク感はやや少なめ。これにより、軟らかい設定の割にはしっかりした手応えを味わえる。
長さは実測値で46インチ。クラブ重量は純正Sで284.7グラム、バランスはD3。45インチ換算すると重さは約295グラム。45~70歳ぐらいで、体力が平均的な男性、長尺ドライバーよりも普通の長さを好むゴルファーと相性がいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | ナノテクニューバランスシャフト(S) | |
ロフト(度) | 10.5 | 10.5 |
リアルロフト(度) | 12.5 | 12.5 |
ライ角(度) | 62 | 62 |
フェース角(度) | +1.75 | +1.75 |
長さ(インチ) | 46 | 46 |
振動数(cpm) | 240 | 240 |