マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 705 Type455

2010/10/26 10:00

クラブを計測してみると?

純正の「B11-01w(S)」は、スイング中のねじれは少なく、挙動はシャープ

フェース角は+0.5度。ライ角度は58.75度と、今どきのドライバーにしてはややフラット。重心アングルは24.5度と平均的。大きめのヘッドの割にはつかまりを意識したスペックで、実際にスイングしてみても、見た目よりもヘッドが返りやすく仕上がっている。そして重心距離もそれほど長くないのだろう。ヘッドの操作性も案外良くて、ドロー、フェードも打ち分けやすい。

シャフトについては、純正の「B11-01w(S)」は中調子だが、先端から中間部分が硬めの仕上がり。このため、しなり量が少なく挙動はシャープ。しなり戻りはスピーディーで、トルク値も3.4と少なめ。実際にスイングしてみてもねじれる度合いが非常に少ない。シャフトの挙動がかなり敏感なので、シャープなフィーリングを味わえる反面、インからあおってシャフトをねじってしまうと、インパクトゾーンでフェースが急激に返って引っかけ、チーピンが出やすくなる。

長さは実測値で45.25インチ。クラブ重量は311.4グラム。バランスはD2。45インチに換算すると313g前後。25~55歳ぐらいで、体力が平均以上のアスリートにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトB11-01w(S)
ロフト(度)9.59.5
リアルロフト(度)10.510.5
ライ角(度)58.7558.75
フェース角(度)+0.5+0.5
長さ(インチ)45.2545.25
振動数(cpm)257257
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ブリヂストン
アスリートが求めるフィーリング
発売日:2010/11/05 オープンプライス