マーク金井の試打インプレッション

プロギア iD455ドライバー

2011/01/04 10:15

構えてみると?

新ブランドの「iD」。見た目はオーソドックス

科学的、物理的な要素をクラブ作りに積極的に取り入れるプロギア。今回、新ブランドである「iDシリーズ」を立ち上げてきた。ヘッドは2種類ラインアップされており、試打するのはヘッドが大きい方の「iD455」。名前が示す通り体積は455CC。フェースからバックフェースにかけてはトウ側とヒール側がほぼ均等に膨らみ、非常にスッキリとしたデザインだ。

クラウンマークも小さくてシンプル。フェースの厚みは約53ミリとこれまた、厚すぎず、薄すぎず。バックフェースはセミシャローバックで、奇をてらった所がひとつもない。まったく新しいブランドだが、モデルチェンジしたことを強烈にアピールしている派手な部分がほとんどないのである。

ソールはシルバーとブラックのツートン。色使い、デザインはシンプルだが、グラフィックは立体的でイノベーティブなイメージをソフトに演出している。フェースの向きは完全スクエア。理屈抜きに構えやすい。ただしアベレージ向けだけあってリアルロフトが多め。9.5度だがフェースがやや上を向いているのがハッキリ分かる。

見た目には派手さが微塵もない「iD」。長さも45インチと長くない。ここまでニュートラルな感じに作られたドライバーは珍しい。どこにどうこだわって作られたのか、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?≫
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プロギア
まだまだ元気な50代へ
発売日:2010/12 オープンプライス