マーク金井の試打インプレッション

ナイキ VR Pro ドライバー

2011/02/15 10:00

構えてみると?

上級者が好む洋ナシ型のヘッド形状

ナイキのフラッグシップブランド「ヴィクトリーレッド」。2世代目となるこのモデルも体積はロフトによって異なる。今回試打する9.5度は440CC。10.5度は460CC。ヘッド形状はモデルチェンジでガラッと変わった。前作は丸型形状だったのに対して、今回は典型的な洋梨形状。フェースが面長になり、ヘッドのトウ側の膨らみが強い。ヘッドの奥行きも少し浅くなったこともあって、フッカー好みの顔付きになった。

ソールは前作同様、立体的かつデコラティブ。フェース側に大きなスリットが入るVRならではのデザイン。メーカー側はこのスリット(コンプレッションチャンネル)により、インパクトで適度なたわみが発生するとアピールしている。

前作同様、シャフト脱着構造になっているのでネック部分にはアダプターが付く。ネック部分はボリューム感があるが、前作はアダプターがシルバーだったのに対して、ブラック仕上げ。ネックと同色になったことで、ギミック感は残しつつ、視覚的には少しスッキリした感じになった。

純正シャフトは「VR510D」から「VR511D」にチェンジ。カラーリングがオレンジベースに変わり、見た目はツアーADのDJシリーズにそっくりだが、ナイキのオリジナル設計。アスリート向けのドライバーにしては手元から中間部分が適度にしなる。前作同様、シャフトの刺し向きを変えることで、32通りというきめの細かさでフェースアングル、ロフト、ライ角を調整できるのもVRならでは。顔付きがガラッと変わったナイキのフラッグシップドライバー。2代目VRはどんなゴルファーとマッチするのかじっくりテストしてみたいと思う。

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ナイキ
ツアープロが認めた弾道調整付きドライバー
発売日:2011/02 オープンプライス