マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ RAZR HAWK TOUR ドライバー

2011/03/15 10:00

構えてみると?

ヘッド形状はやや三角形。フェース角はオープンでフッカー向け

キャロウェイの新しいブランド、「RAZR HAWK(レイザーホーク)」。ヘッドはフェースがチタンで、ボディは鍛造カーボン。キャロウェイが長年採用しているコンポジット構造で、2種類のヘッドがラインアップ。今回試打するのは、プロ、上級者向けのツアー。

従来モデルにあたる「FTシリーズ」同様、クラウン部分にはフェースとボディのつなぎ目がクッキリと入っている。構えた感じは「FT9」よりも「FTツアー」に近い感じだ。ソール側のボディはカーボンだが編み目模様ではなく、ザックリした模様が入る。

体積は450CC。フェースの向きはオープン。スライサーよりもフッカーの方が構えやすい顔付きだ。ヘッド形状は洋梨型ではなく三角形。「TFツアー」に比べるとヘッドが奥行き方向に広がり、やや重心の深さを感じるデザインだ。

フェースの厚みは約57ミリと平均よりもややディープ。対して、バックフェース側はややシャローバック。重心を低く抑えようとする意図が窺える。プロ、上級者を意識しているだけあってリアルロフトも少なめだ。

日本向けを意識しているのだろう。ヘッドに比べると標準装着のシャフトは、ややアンダースペック。純正Sシャフト(シリーズ55)は、プロ、上級者向けにしては軽めだし、フレックスも軟らかい。

フッカー好みのハードなヘッドにソフトなシャフトの組み合せ。見た目通り、フッカー向けなのかどうかじっくりテストしてみたいと思う。

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キャロウェイ
ツアープロが求めた強い弾道を実現 最適スピン量で飛ばすRAZA HAWK ドライバー誕生
発売日:2011/03/03 オープンプライス