テーラーメイド R11 ドライバー

クラブを計測してみると？

ノーマルポジションの場合、リアルロフトは13.5度（表示10.5度）で、フェースアングルは－1.25度。ライ角度は59度で重心アングルは21.5度。リアルロフトが多い点を除くと、捕まりを抑える要素が多い。フッカーがイメージ通りボールを右に打ち出しやすく、そしてヘッドが返りづらいから、しっかり叩いても左のミスが出づらく仕上がっている。

ちなみに、一番捕まるスペックにした場合、フェースアングルは＋0.25度でリアルロフトは14.5度。一番捕まらないスペックにした場合は、フェースアングルが－5.5度でリアルロフトが12.5度。同じドライバーと思えないほどスペックが変わった。

「R11」からの新機能であるアジャスタブルソールプレートはかなりユニーク。ソールに配されたプレートの角度を変えることでヘッドの座り方が変わり、それでフェースアングルが変わる。この場合はフェースの見え方が変わるがリアルロフトは変わらない。

シャフトについては、純正のSR（モトーレ55）は中間のしなりを感じ取りやすいタイプ。メーカー表記も中調子で「粘り系」だ。トルク値は4.3。トルク値は大きくないが、しなり戻りがややスローに感じる。クラブ重量は純正Sで307.4グラム。長さは実測45インチ。30～55歳ぐらいで、体力が平均、もしくは平均以上の男性にちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ