マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ RAZR FIT ドライバー

2012/02/21 10:00

打ってみると?(弾道は)

試打クラブはロフト9.5度。シャフトは純正(レーザーフィットシリーズ)のSフレックス。ワッグルするとグニャリとしなる。日本人ゴルファーを意識しているんだろう。重量調整ネジ、フェースアングルともノーマルポジションにあることを確認してから試打を開始した。

シャフトに合わせてヘッドスピード43m/sぐらいから打ってみると・・・「スパン」と低い音とともに、ボールはゆっくり飛び出し、放物線を描きながら飛んでいった。球筋は軽いドロー。大型ヘッドのわりには重心距離が長くなくて、ヘッドが返りやすいタイプのドライバーだ。

続いてヘッドスピードを45m/sぐらいに上げて打つと・・・打ち出しはやや高めの放物線弾道。いい感じで捉えるとスピン量は2200~2600回転と理想的。スピンが少ないのでキャリーだけでなくランで距離が稼げる。操作性も良くて、インサイドからあおって打てばフックが打てるし、アウトサイド・イン軌道でカットに打てばスライスが打てる。450CCの体積にしては球筋が打ち分けやすい。

純正シャフトは中間から先端がしなり、しなり戻りはややスロー。タイミングが取りやすいが、ヘッドスピードを46m/s以上に上げて打つ「しなり過ぎて」やや物足りない感じがした。弾道調整機能が付いているが、ノーマルポジションでの特徴は、捕まりが良くて低スピン弾道が打ちやすい。ヘッド挙動がニュートラルな挙動なので、スライサーにもフッカーにも扱いやすいドライバーだ。

計測してみると≫
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キャロウェイ
持ち球はまっすぐ。打ち出す方向を最適化
発売日:2012/03/03 参考価格: 54,810円