マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR(2012年モデル)

2012/03/21 08:15

クラブを計測してみると?

振動数238cpmはフレックスSにしては柔らかめ

フェース角は-0.25度。ライ角度は59.75度。重心アングルは24度と平均的。面長フェースなので重心距離は40ミリぐらいあるのだろう。実際にスイングしてみると、ヘッドが返りやすいタイプではない。どちらかというと左に行きにくいタイプに仕上がっている。ヘッドの操作性もそれほど高くないので、球を左右に曲げることよりも直進安定性が高いタイプである。

シャフトについては、純正のS(B12-03W)は中調子で、中間から先端側が軟らかい仕上がり。振動数は238cpm。Sと考えるとかなりソフトスペック。トップからダウンでシャフト中間部分が大きくしなるので、タイミングが取りやすい。シャープに振るとシャフトがついてこなくて物足りないが、スイングが不安定なゴルファーにはいい意味で「遊び」があるので扱いやすい。インからあおってシャフトをねじってもシャフトが鈍感なのが幸いして、左のミスが出づらくなっている。

長さはメーカー値、実測値とも45.5。クラブ重量は307.5グラム。バランスはD1.5。45インチに換算すると313g前後。25~55歳ぐらいで、体力が平均的なゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトB12-03W
ロフト(度)9.59.5
リアルロフト(度)10.510.5
ライ角(度)59.7559.75
フェース角(度)-0.25-0.25
長さ(インチ)45.545.5
振動数(cpm)238238
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ブリヂストン
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発売日:2012/03/09 オープンプライス