マーク金井の試打インプレッション

ナイキ VR_S フォージド ドライバー

2012/03/27 10:00

クラブを計測してみると?

メーカーの思惑通り弾きがよくボール初速が出る

リアルロフトは11度(表示9.5度)で、フェース角は+1.5度。ライ角度は63.25度と、かなりアップライトだ。重心アングルは23度。フェース角、ライ角は捕まりを重視したものだが、重心距離が長めなのだろう。フェースが返りづらいタイプなので、ノーマルポジションでの捕まりはニュートラルだ。ちなみに捕まるポジションに調整するとフェース角は+4.75度まで増え、リアルロフトも13.25度と非常に多くなる。対して、捕まりを抑えたポジションだとフェース角は?2.25度でリアルロフトは8.5度まで少なくなってくる。他社と比較すると、VR_Sの調整幅はかなり大きい。

シャフトについては、ナイキオリジナルのFUBUKIは中間部分のしなりを感じやすい中調子。切り返しではシャフトが大きくしなってヘッドの重みを感じやすい。ダウンからインパクトにかけてはややスローにしなり戻る。長さは実測値で45.5インチ。クラブ重量は純正Sで298.9グラム。バランスはD1.5。45インチ換算すると305g前後の仕上がり。35~60歳ぐらいで、体力が平均的な男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトVR_SFUBUKI(S)
ロフト(度)9.59.5
リアルロフト(度)1111
ライ角(度)63.2563.25
フェース角(度)+1.5+1.5
長さ(インチ)45.545.5
振動数(cpm)246246
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ナイキ
未体験のボールスピード
発売日:2012/04 参考価格: 58,800円