マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド ロケットボールズ ドライバー

2012/05/15 10:00

クラブを計測してみると?

ノーマルポジションだとフェース角が-2.5度でリアルロフトが9.5度(表示9.5度。ライ角度は56度。一番捕まるクローズポジションに調整すると、フェース角が±0度となり、リアルロフトが11.5度まで増える。逆に一番捕まらないポジションだとフェース角は-5.25度で、リアルロフトは7.5度まで減った。フェース角調整機能がついているが、この数字を見る限るではスライサーよりも明らかにフッカー向けである。ライ角は今どきのドライバーにしてはややフラットで、重心角は21.5~23度。ヘッドスペック的には、捕まりを良くしようとする要素が非常に少ないドライバーでもある。

重心距離はヘッド単体で計測した場合(カートリッジ未装着)、約43.5ミリ。同じヘッド体積だがアスリート向きのR11Sに比べると、4ミリ以上長くなっている。 長さはメーカー値が46インチで実測値が45.5インチ(ヒールエンド法での計測)。純正Sシャフトの振動数は237cpm。これはR11SのSに比べると30cpm数値が低い。このスペックを見る限りでは、アスリートゴルファーよりもアベレージゴルファーを強く意識していることが窺える。

クラブ重量は純正Sで294.3グラム。バランスはD3。45インチに換算すると、約300グラム。35~60歳ぐらいで、体力が平均的な男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトRB-50
ロフト(度)9.59.5
リアルロフト(度)9.59.5
ライ角(度)5656
フェース角(度)-2.5-2.5
長さ(インチ)45.545.5
振動数(cpm)237237
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