ピン アンサー ドライバー

クラブを計測してみると？

9.5度表示でリアルロフトは11度。フェースアングルは－2.75度。かなりオープンフェースだ。これはソールの形状が影響しており、リアルロフト計測のためにヘッドを地面に座らせようとするとフェースが開く方向に回転するのだ。ちなみに、ロフトが増える方向に調整するとリアルロフトが11.5度でフェースアングルは－2.25度。ロフトが減る方向に調整するとリアルロフトは10.5度でフェースアングルは－3.25度となる。メーカーの意図通り、他社の弾道調整機能に比べると調整幅は少なめだ。

ノーマルポジションでのライ角は59.25度。重心アングルは22.5度とやや少なめ。アンサーは数値的にもヘッドが返りづらいタイプのドライバーである。

シャフトについては、純正仕様となるINZ70は手元剛性がやや軟らかく、振動数は253cpm。トルクは4.7。重量は59g（Sフレックス）。カーボンシートにタングステンを配合することで、通常のカーボンシャフトに比べるとバランスポイントが70ミリ手元側に移動し、いわゆるカウンターバランスが採用されている。これにより、重いヘッドでもバランスが出過ぎないようになっている。

長さはメーカー値が46インチで実測値が45.75インチ。クラブ重量は純正S（INZ70）が309.9g。45インチ換算にすると317グラムぐらいの感じになる。Sシャフトだと25～55歳ぐらいの人に扱いやすい重量だ。