マーク金井の試打インプレッション

ヤマハ インプレスX クラシック ドライバー(2012年モデル)

2012/08/21 13:00

構えてみると?

これがクジラヘッドといわれるヤマハインプレスXクラシックのフェース。ヒール側のふくらみに注目

ヤマハのシニアゴルファー向けプレミアムブランドである「インプレスXクラシック」。今回で2代目となるが、クラブを手にしてまず目を引くのがフェース形状。通常のドライバーに比べるとヘッド下部のボリュームが非常に大きい。メーカー側は「クジラヘッド」と名付けているが、まさにその通り。クジラが横たわっているような形状になっている。ヘッドのトウ側の溶接位置をソールに下げることでこの形状になったそうだが、初代モデルに比べると、重心を下げようとする意図が伝わってくる形状だ。

フェース形状は独特だが、ヘッド形状はオーソドックスな丸形。ヘッドもシャフトも塗装、仕上げが非常に美しく、贅沢に作られている。「クラシック」の名前通り、ベテランゴルファーにも受け入れらやすい顔つきだ。フェースは薄べったくシャロー。定規で測ってみると50ミリ弱。リアルロフトも多めなので、パワーがなくてもボールが上がりやすいヘッドに仕上がっている。フェースの向きはややフック。フッカーよりもスライサーを意識してデザインされている。

初代モデルと比べると、低重心を強く意識して作られた2代目インプレスXクラシック。メーカー側の意図通り、「高打ち出し、最適スピン量」を実現しているのかどうか、じっくりとテストしてみたいと思う。そして今一度、「長尺+軽バランス」の組み合わせにはどんなメリット(効果)があるのか検証してみたい。

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ヤマハ
クジラヘッドで飛ばす
発売日:2012/05/15 参考価格: 97,200円