マーク金井の試打インプレッション

ヤマハ インプレスX クラシック ドライバー(2012年モデル)

2012/08/21 13:00

クラブを計測してみると?

ダブルキックタイプなのでインパクトゾーンでは先端側が大きくしなり戻る

10.5度でリアルロフト12.5度。フェース角は+0.75度。初代モデルと比較すると、フックフェースの度合いが弱まっている。その一方でライ角は62.5度と超アップライト。前作よりも2.5度アップライトにすることでつかまりを良くしようとしているようだ。重心角は24.5度で、こちらは前作よりも+1.5度。こちらも捕まりを良くするための仕様変更だろう。フェースの厚みは50ミリ弱。初代よりもシャローフェースになり、上がりやすさをイメージしやすくなっている。

シャフトについては、標準装着の「TBX-412DIII」は手元と先端がしなるダブルキックタイプ。実際に打つと、切り返しで手元側が大きめにしなり、インパクトゾーンでは先端側が大きくしなり戻る。トルクはやや多め。球筋を打ち分けるのには適さないが、ゆったり振ると、ダウンでタメを作りやすく、インパクトゾーンでヘッドがシャープに走る。

長さはメーカー値、実測値とも46.75インチ。クラブ重量は純正Rで269.7グラム、バランスはC3。このバランスは女性用ドライバーとほぼ同じ。45インチ換算すると285?290グラムぐらい。60歳以上のシニアゴルファー、そしてパワーがある女性のちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトTBX-412DIII
ロフト(度)10.510.5
リアルロフト(度)12.512.5
ライ角(度)62.562.5
フェース角(度)+0.75+0.75
長さ(インチ)46.7546.75
振動数(cpm)221221
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ヤマハ
クジラヘッドで飛ばす
発売日:2012/05/15 参考価格: 97,200円