ダンロップ スリクソン Z525 ドライバー
打ってみると?
試打クラブは9.5度のSシャフト。シャフトはMiyazakiKenaシリーズのインディゴの6S。クラブ重量は313gでバランスがD3。60g台のシャフトが装着されているわりにはやや軽めだ。長さは45インチ(ヒールエンド法で計測)。硬さの目安となる振動数は262cpm。ワッグルすると手元側がクイッと少ししなる。9.5度表示でリアルロフトが10.25度。フェースアングルは-1度。アドレスするとフェースが真っ直ぐ目標を向く。スクエア感があって構えやすい(ノーマルポジション)アイアンでウオームアップ後、525に持ち替えて打ってみると‥‥中弾道でストレートから軽いフェード弾道。925や725に比べると直進性の強い弾道が打ちやすい。ただしゼクシオ等と比べると、そこはアスリート向けドライバー。460CCでも重心距離の長さをあまり感じない。自分の意志がちゃんとクラブに伝わる。車に例えるならばセミオートマチック車のような感じだ。大型ヘッドであるが操作性もそこそこあって、ドロー、フェードも打ち分けることが可能である。
弾道計測してみると、打ち出し角が12度前後でスピン量は2400~2800回転。925や725に比べると‥‥ややスピンが多めだ。重心位置は極端には低くなさそうである。Zシリーズの中では最もキャリーを出しやすい。フェース中央で捕えるよりもフェースのやや上側で捕えた方が低スピンで強い弾道が打てた。
MIYAZAKIKENAのIndigoはシャフト手元よりから中間部分がしなる中手元調子。しなり量は控えめで、しなり戻りややスロー。シャフト全体がしなるタイプで安定した弾道が打ちやすい。先端側がやや硬めなのでヘッドの入射角が安定し、中弾道が打てるシャフトだ。ゆったり振る人よりもしっかり叩きたい人の方がフィーリングが相性が良さそうである。
925や725に比較すると、ヘッドが大きい分だけミスに強く、直進性が高い弾道が打ちやすい。ゼクシオだとちょっと物足りないけど、小ぶりなドライバーだと難しく感じて手に負えない。そんなアマチュアゴルファーには、525は満足度が非常に高いドライバーだ。