マーク金井の試打インプレッション

グローブライド オノフドライバー タイプD 赤(2013年モデル)

2013/02/19 10:45

打ってみると?

試打クラブはロフト10度。シャフトは純正のSR(MP-513D)10度表示でリアルロフトは12.75度。フェースアングルは見た目通りフックで+1度。シャフトはワッグルする中間から先端側がグイッと大きめにしなる。硬さの目安となる振動数は233cpm。市販のアベレージゴルファー向けのSRとしては平均的な硬さだ。クラブ重量は297.8gでバランスはD1。長さは実測で45.25インチ(ヒールエンド法での計測)クラブに合せて少しヘッドスピードを落として打ってみると、高めの金属音とともにボールは高く打ち出された。弾道は捕まったドロー。460CCにしてはヘッドが返りやすく捕まりがいい。シャフトも先端側が良く動き、ヘッドの返りやすさを促進しているのが手に伝わってくる。

フェースの中央付近で捕えた時の弾道を計測すると、スピン量は2600~2900回転。ものすごく低スピン弾道が打てるわけではないが、前作と比較すると100~200回転ぐらいスピンが減った弾道が打てる。フェースのやや上側で捕えると2200~2600回転。ヘッドスピードが40M/S前後だどちょうど良いスピン量でキャリーとランで稼げる。メーカーの意図通り、前作よりも低スピン化しているのがハッキリとデータでも証明された。加えて、フェースの弾きも良くなり、ボール初速もわずかだが出やすくなっている。

シャフトは、ダウンからインパクトにムチのようなしなり感が味わえる。切り返しでは中間部分が大きめにしなり、ダウン以降はムチのようにダイナミックに動く。シャフトのしなり量が多く、インパクトゾーンではヘッドがピュッと走る。従来モデル同様、ヒッターよりもスインガーと相性が良いシャフトだ。従来モデル同様、スライサーにも捕まった球が打ちやすいオノフタイプD。そのキャラクターに加え、2013年モデルは低重心効果により、前作よりも飛び指数がアップしていることが実感できるドライバーだ。

クラブを計測してみると?≫
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グローブライド
楽に遠くへ飛ばす「赤」
発売日:2012/11/16 オープンプライス